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映画『嘘を愛する女』作品情報
今回の絶対おすすめ映画シリーズは『嘘を愛する女』です。
かなり気になってはいたのですが観たことなかったんのですこの映画。
ちょうどTSUTAYAで目についたので観てみた次第であります。
この映画『嘘を愛する女』はTSUTAYA CREATER'S PROGRAM FILM 2015のグランプ作品。
実話をもとにした物語です。
それでは『嘘を愛する女』の映画紹介です。
映画『嘘を愛する女』は2018年に公開された日本映画です。
上映時間は117分。
監督は中江和仁監督。
キャストは
川原由加利…長澤まさみ
小出桔平…高橋一生
海原匠…吉田鋼太郎
木村…DAIGO
心葉…川栄李奈
マサコ…黒木瞳
綾子…野波麻帆
ほか。
映画『嘘を愛する女』ネタバレ・あらすじ
2011年3月11日、震災の被害に遭った川原由加利(長澤まさみ)は混雑した駅構内で具合が悪くなり座り込んでしまいます。
そんな由加利の元へ一人の男性が心配しやってきます
男性は小出桔平(高橋一生)という名前で、慣れた感じで由加利を看病し体調が回復するまで付き添っていました。
やがて体調が回復し会社に戻らなくてはと言う由加利。由香利はかなりのキャリアウーマンで仕事一筋で生きてきたような女性でした。
そんな由加利に対し桔平は電車が動いていないことを危惧し、歩いて会社に帰るのかと尋ねます。
そして由加利の履いていたヒールを見て、自らのスニーカーを脱ぎ由加利にこれを使うようにと渡します。そして桔平は自分の家はここから近いからとその場を立ち去っていきました。そんな2人の出会いでした。
桔平は研修医として勤務しているとのことでした。
由加利と桔平は同棲をするようになっていて、2人での生活は自然になるまでになっていました。
桔平がパソコンでフィギアの検索をしていると由加利が来て『もういくつも持っているじゃない』と購入することを咎めます。
しかし桔平の本当に欲しいフィギアはまだ見つかっていない様子でした。そしてフィギアを見ている桔平はどこか感慨深い様子でした。
ある日由加利は母親にせがまれ、母との食事に桔平も来ないかと誘います。気が進まない様子の桔平でしたが由加利の提案を承諾します。
しかし由加利の母親との食事の当日、由加利と由加利の母親が待つレストランに桔平は現れませんでした。
桔平は現代に珍しく携帯電話を持っていないので由加利は連絡を取ることもできずに帰宅しました。
夜遅くになっても帰宅しない桔平を由加利は部屋で待っていました。
玄関のチャイムが鳴り桔平だと思い込んだ由加利は『どうして来なかったの!』と語気も強く玄関のドアを開けますが、ドアの向こうにいたのは桔平ではなく警察でした。
由加利は警察から桔平がくも膜下出血で倒れたことを知らされます。由加利は急いで刑事と共に桔平の眠る病院へと向かいました。
病院で治療を受けている桔平を目にした由加利に更に信じられない知らせを警察が伝えます。
桔平の免許証が偽造されたものであったこと、免許証だけではなく社員証もすべてが偽造で、なんと小出桔平という名前も偽名だったというのです。
桔平との様々な思い出が蘇り、当たり前に忘れることなどできない由加利は警察を訪ね桔平の過去を調べてくれと懇願しますが、警察は『よくあることですよ。生活費は全部あなたが出していたんですよね?結婚とかする前で良かったですね。』と言うだけで相手にしてくれませんでした。
諦められない由加利は親友の叔父が探偵だったことから、この探偵に捜査を依頼します。
探偵は海原(吉田鋼太郎)という男性で、由加利に対し「過去なんて知らない方がいいことの方が多いぞ」と諭しますが由加利は高額な費用がかかってもいいと海原に身元捜査を依頼します。
なかなか手がかりをつかめない海原でしたが、桔平が通っていた喫茶店のウエイトレスの心葉(川栄李奈)から、桔平がいつもパソコンを打っていたという情報を聞き出します。
桔平がパソコンを持っていたことなど知らない由加利はその話を信じませんが、心葉は桔平がいつもコインロッカーにパソコンをしまっていたことを話します。
そのコインロッカーを開けてみると、確かにノートパソコンが入っていたのでした。
ノートパソコンにはかなりの長編小説が書かれていました。
海原と由加利はこの小説をヒントに桔平の過去をたどる旅に出たのでした。
そして2人は驚きの桔平の過去を知ることになるのでした…。
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映画『嘘を愛する女』感想・評価
個人的にはとってもいい映画でした!普通に面白かったですし、見応えもしっかりありましたし。
なんだかWOWOWのスペシャルドラマっぽい感じが観る前は結構あったのですが、WOWOW関係なかったんですね(笑)
ストーリーもかなり良くできていたと思います。長澤まさみさん演じる由加利と高橋一生さん演じる桔平の結末も良かったですし、吉田鋼太郎さん演じる海原のその後も僕は特に好きです。
ただ欲を言えば川栄李奈演じる心葉が最後放置されていたなぁとは思いまうすが(笑)
まぁあれ以上は関わりようがないと思うので仕方ないとは思いますが。
十分感動できる映画というか、ミステリーな感じなんかなと思わせておいて全然感動作なのでそういうジャンルを好きな人にも是非観て欲しい映画です。最後まで観ると普通にあったかい映画なので。
長澤まさみさんがとっても良かったです。この人って本当に美人なのに表情とか演技とかが守りに入っていなくて本当に好きな女優さんなんです。
僕が俳優時代に現場をご一緒させて頂いた女優さんの中で断トツ一位だったのが長澤まさみさんだったのですが、どんどん素晴らしい女優さんになっていると強く思っています。
ちなみにオーラもかなりある人で、僕は売れている俳優女優とご一緒してもあんまり何か思ったりすることなかったのですが、『うわ~!この人はすごい!!』と思わされましたから。
『嘘を愛する女』でもきつそうな表情や思い詰めた表情や思い切った泣き顔や幸せそうな笑顔などコロコロといろんな表情を見せていて、しかもそれがすごく自然体の中で表現してくるので、魅力を感じずにはいられないのです。
この人の出演作でがっかりしたことがないので、常に真摯に演技に打ち込んでいるんだろうなぁと勝手に想像しています。しかし本当に綺麗だと思います。
高橋一生さんですが、僕はこの人の演技はもちろん高く評価しているのですが、一時期フィーバーし過ぎたせいであんまり魅力が出しづらい役柄をやっていたイメージがあるのですが、この『嘘を愛する女』では前半こそちょっと微妙かなぁなんて思ってしまいましたが、後半は高橋一生さんの良さがすごく出ていて良かったです。
しかし、それとは関係なしにこの人がなぜ一時期キャーキャー言われる系の人気を博していたのかが謎で仕方ありません(笑)別にいいんですけどね、僕の中ではイケメン的な役をやられると違和感あるし、ちょっと影を抱えているような役じゃないと魅力的に見えないんですよね。そういった意味でも今回の『嘘を愛する女』はとても良かったです。
DAIGOさんを起用する意味が結構謎でした(笑)役柄的にも全然DAIGOさんの必要ないと思います。逆に他の人でもいいと思ってしまうという事はいい感じに演じられていないんだと思いますし。
そもそもなぜにこの人に役者のオファーが来ているのか結構謎なので。話題性なのか知名度なのか…もっといい本業が役者の人いっぱいいるのになぁって正直思ってしまいます。
吉田鋼太郎さんはさすがのいい感じで、相変わらずまったく持ってうまく見せようとしない自然体さが良かったです。
文句を言いながらも由加利に振り回されてしまうところや、特にラストの自分の子供の元へ行くところが個人的には演技的にもめっちゃ好きです。
この人の演技はサービス精神旺盛でとっても好きなんです。
川栄李奈さんですが、この人も印象に残るお芝居しない印象なんですよねぇ。
でも需要もあるみたいだし評価はもちろんされているのだとは思うのですが、どの子が演じてもこういう芝居になりそうっていう印象が強いです。
もちろん下手だとはまったく思わないので、可もなく不可もなくって印象なんですよね。
絶対昔のおバカキャラの感じも活かした方が個性派女優になれると思うんですけどねぇ。
このままいくと消えてしまうんじゃないかと、好きなだけに心配なんです。余計なお世話だという事は承知の上で…。川栄さん好きな女優さんなんです。
映画としてはきっと楽しめると思いますし、ストーリーやキャラクターの背景などを考えても大人が観て楽しめる作品なんじゃないかと思います。
もしまだ観てない人は是非観てみて欲しいなと思います。
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