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映画『ゲットバック』作品情報
今回の絶対おすすめ映画は『ゲットバック』です。
映画『ゲットバック』は、『コンエアー』の監督サイモンウェストがニコラスケイジと再びタッグを組んだ作品です。
『コンエアー』が非常に面白い映画だったために大きな期待と共に鑑賞しましたが、期待を裏切られることなくとても面白い映画でした。
手に汗握る展開にハラハラドキドキが止まりません。
そして最後は思わずクスっとさせてくれる映画です。
それでは『ゲットバック』の映画紹介です。
映画『ゲットバック』は2012年に日本公開されたアメリカ映画。
上映時間は95分。
監督はサイモン・ウェスト監督。
『コンエアー』『トゥームレイダー』『ブラックホークダウン』『エクスペンダブルズ2』などを監督しています。
キャストは
ウィル・モンゴメリー…ニコラス・ケイジ
ヴィンセント…ジョシュ・ルーカス
ライリー・ジェファーズ…マリン・アッカーマン
アリソン・ローブ…サミ・ゲイル
ティム・ハーランド…ダニー・ヒューストン
ホイト…M・C・ゲイニー
フレッチャー…マーク・バレー
ほか。
映画『ゲットバック』ネタバレ・あらすじ
ウィルモンゴメリー(ニコラスケイジ)は、世界最強の銀行強盗と呼ばれるほどにキレる頭脳で数々の銀行強盗を成功させてきていました。
ある夜、ウィルは信頼できる銀行強盗仲間のヴィンセント(ジョシュルーカス)、ライリージェファーズ(マリンアッカーマン)、ホイト(MCゲニー)らと共に犯行に及ぼうとしていました。
今回の銀行強盗もかなり以前から下準備を進めて来ていて用意周到な状態で、犯行に向けて車で待機しています。
ヴィンセントらと一緒に乗る車の中で、ウィルは娘からに電話に出て親ばかぶりを発揮してデレデレし、さらにゲン担ぎのためにいつも犯行前に聴く音楽を聴いていました。
しかしウィルたちは捜査官のティムハーランド(ダニーヒューストン)を中心とするFBIにマークされていました。
どうにかしてウィルたちを逮捕したいFBIは厳戒態勢を敷いてウィルたちを待ち構えていたのでした。
ウィルたちの犯行がスタートします。FBIはウィルたちの狙いがダイヤ取引所でそこでの犯行後に逮捕する予定でした。
しかしウィルの頭脳はさすがでウィルは実はダイヤ取引所ではなく銀行を襲っていました。
ダイヤ取引所に突入したFBIはウィルが違う場所に強盗に入っていることに気が付き慌てて他の場所を捜索します。
ウィルとヴィンセントはその頃にはすでに銀行の金庫を開けていて、ウィルは札束をバッグに詰め込んで1000万ドルを盗み出していました。
金庫の中には金塊の山もあり、ヴィンセントはこの金塊に見惚れていました。ウィルはヴィンセントに声を掛け金塊を奪う事を諦めさせて逃走を開始します。
FBIはウィルたちの狙いがダイヤ取引所ではなく銀行だと気が付き、銀行へと迫ってきています。
建物の外へ逃げたウィルとヴィンセントでしたが、たまたま居合わせた清掃員に遭遇してしまいます。ヴィンセントは清掃員を殴りますが、ウィルは他人を傷つけることを好まないのでヴィンセントに怒ります。
しかしさらにヴィンセントは顔を見られてしまったので消すしかないと、その清掃員を銃で撃とうとします。
ウィルが止めますがヴィンセントが言う事を聞かないため、ウィルは仕方なくヴィンセントの揉み合い、ヴィンセントの右足に銃弾が撃ちこまれてしまいます。
ウィルはFBIの手が迫ってきているのでさらに逃走を続けます。現場に駆けつけてきていたパトカーを奪い逃走を図りますが、ついに追い込まれて逃げ場所をうしない観念します。
ウィルはFBIによってついに逮捕され、刑務所へ収監されることになりました。
8年後、ウィルが刑務所から出所してきます。
刑務所から出てきたウィルを出迎えたのがウィルを逮捕したFBI捜査官のハーランドでした。ウィルは露店で娘のお土産にぬいぐるみを買い、ハーランドと共に車に乗り込みます。
ウィルは逮捕された時に直前で奪っていた1000万ドルを所持していませんでした。
ハーランドはウィルがどこかに隠していると踏んでいて、ウィルとの会話の中でカマをかけてきます。
ウィルは1000万ドルは知らないし、事実今はまったくお金がないと話しました。
車の中でウィルはハーランドから長年強盗の相棒を務めてきたヴィンセントが亡くなったことを知らされました。
ハーランドの話ではウィルが逮捕された後、右足と頭脳(ウィル)を失ったヴィンセントは人が変わったように落ちぶれていき、多額の借金を抱えていたとのことでした。ウィルはやりきれない表情でその話を聞いていました。
ウィルはハーランドたちと別れ娘のアリソンローブ(サミゲイル)の元へ行きました。
ちょうど出かけるところのアリソンと会い、ウィルは少しでいいから話したいと娘に頼みます。
カフェで話をしていた親子でしたがアリソンはウィルに心を開く様子はなく、最後にはお土産に買ってきたぬいぐるみを「もう子供じゃないから」と言って突き返しました。
そして用事があると言うアリソンの用事をウィルが訪ねるとメンタルクリニックに行っているという事でした。
アリソンは「親のせいかもね」と言って近くに停車していたタクシーを呼び、タクシーで病院へと向かいました。ウィルは苦し気な表情で見送りました。
ウィルはバーで働いているライリーの元を訪ねました。ライリーはウィルの出所を喜び、FBIに自分を売らないでくれたことのお礼を言いました。
ライリーのバーにいる時に、ウィルが受け取った郵便物の中から携帯電話の音がします。
封筒を開けると携帯電話が入っていて、着信中なのでウィルが応答すると電話の相手はなんと亡くなったと聞かされていたヴィンセントでした。
ヴィンセントは生きていました。ヴィンセントはタクシー運転手をしていて、今ヴィンセントが運転しているタクシーの後部座席にはウィルの娘のアリソンが何も知らずに乗っていました。
ヴィンセントはあの時の事件のせいですべてを失ったとウィルに恨みを言います。
そしてアリソンを人質にしてウィルに1000万ドルを身代金として用意するように告げました。期限は12時間以内です。
ウィルはあの時に盗んだ1000万ドルは本当にないんだと説明しますが、ヴィンセントは信用しません。
ウィルは逮捕の直前に自分の罪を軽くするために盗み出した1000万ドルを本当に燃やしていました。なので本当に1000万ドルはありませんでした。
ウィルはヴィンセントが娘のアリソンに何をするかわからないと思い、1000万ドルを実は他の街の弁護士に預かってもらっていると話し、これから取りに行くと嘘をつきました。
ヴィンセントは携帯電話が鳴ったらコール8回以内に出ないと娘の命はないと言い、さらにGPS機能で見ているので変な動きがあれば娘に危害を加えると言って電話を切りました。
ウィルは遠距離列車の駅へ行き、携帯電話を1台購入しヴィンセントの携帯電話を購入した携帯電話に転送できるように設定し、GPSのつけられた携帯電話だけを発車する電車の荷台に置いてきました。
これでGPSではウィルが1000万ドルを預けている弁護士のところに取り入っていることになります。さすがの頭脳派です。
ウィルは大急ぎでハーランドの元へ行き、ヴィンセントが生きていたことを伝え、さらに娘のアリソンが誘拐されて1000万ドルを要求されていると話して助けを求めました。
しかしウィルの頭がキレることが災いし、ハーランドはウィルが自分たちを嵌めようとしているのだと思い、ウィルの言う事を信用しませんでした。
そもそもヴィンセントが生きていたということも、遺体のデータがしっかりFBIにあるため信用してもらえませんでした。
ヴィンセントは自分の死を偽装していました。
多額借金を背負い追い詰められていたヴィンセントは別の遺体の指を切断し、さらに自分の指を何本か切断して死体と一緒に置き、自分の遺体のように見せかけたのでした。
ヴィンセントは死亡したとされたので、ヴィンセントはジミーモーガンという偽名を使って免許証も偽造してタクシー会社に雇われていました。
ヴィンセントは一度アリソンを連れて自分の家に戻り、今度はアリソンをトランクに入れて再び出発しました。
街は祭りが行われていて人が大勢いて車が渋滞しています。トランクにアリソンを入れて運転するヴィンセントは明らかにイライラしていました。
アリソンは目を覚まして何とか逃げようと懸命に努力しますがあと一歩のところで阻止されてしまいます
地元の警察官にトランクを開けるように言われたヴンセントはその警察官に発砲し命を奪ってしまいました。
ウィルは焦っていました。FBIも信用してくれず協力をしてくれません。
ウィルは仕方なく本当に1000万ドルを用意するために、もうしないと決めていた銀行強盗を行う事を決意します。
かつての仲間のライリーに協力を要請します。ライリーはアリソンがヴィンセントに誘拐された事情を聞くと、快く引き受けてくれました。
ウィルの狙いは逮捕された時に盗みに入った銀行の金庫にあった金塊の山でした。
ウィルは地下から穴を開けて金塊を盗み出す作戦を立てて実行に移します。ハーランドも動き出していました。
ウィルがヴンセントの乗っているタクシーを特定しようと同じタクシー会社のタクシーをジャックしたので、ウィルを追うハーランドでしたがタクシー会社を調査するとヴィンセントの名前を変えた免許証を発見、ハーランドたちはヴィンセントが生きていたことを知り、ウィルの言っていたことが本当なのだとようやく気がつきました。
1000万ドル分の金塊を持ってウィルはヴィンセントに指定された場所に向かいました。
右足に義足をつけたヴィンセントがウィルの前に現れ、ウィルに向かって罵詈雑言を浴びせます。ウィルは金塊の入ったバッグを渡しアリソンを引き渡すように言います。
しかしヴィンセントはあたりにガソリンをまき始めます。
火を放とうとしたためウィルが掴みかかりますが、火はガソリンに引火してアリソンのいるタクシーにも火がつきます。ヴィンセントの身体にも火がついています。
ウィルは火のついたタクシーに乗り込み目の前にある海へと車を走らせそのまま海に突っ込みました。
アリソンをタクシーから救い出します。追いかけてきた狂ったようなヴィンセントをウィルはとどめを刺して絶命させました。
ハーランドたちが駆け付けてアリソンも無事救されます。アリソンがハーランドに「パパはまた刑務所に入るの?」と訊ねます。
ハーランドは「金塊を盗んだのはヴィンセントだ」と言ってウィルの罪にはならないようにしました。
しかしFBIは金塊の回収をしますが、4.5キロ分の金塊が見つかりませんでした。仕方なくハーランドたちはウィルの監視を続けます。
ウィルは妻とカフェにいました。金塊らしき包みを持っています。ウィルはその包みを海に投げ捨てようとします。
ハーランドは捨てろ!と心で念じ、ハーランドの相棒は捨てるな!と念じます。
ウィルの行動によってウィルの監視が終わるかウィルの犯罪となるかが決まります。
ウィルは一度は金塊を捨てるのをやめますが、ついに決意した様子で海に投げ捨てました。
ハーランドはこれで監視せずに済むと喜んでいました。
しかし海の底に沈んでいったのは…。
気になる結末は本編をご覧ください。
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映画『ゲットバック』感想・評価
映画『ゲットバック』は大どんでん返しがあるようなストーリ展開ではないのですが、十分に楽しめてハラハラドキドキさせてくれるサスペンス映画となっています。
アクションもかなり見ごたえありますし、ジョシュルーカス演じるヴィンセントがあまりにわかりやすい悪役でありながらもしっかり怖いので緊迫感もヒシヒシと感じる内容になっています。
ニコラスケイジはやっぱりこういう映画も似合う!『天使のくれた時間』なども好きなのですが、『コンエアー』が最高に面白かった僕としては、サイモンウェストとニコラスケイジのコンビはやはり楽しい時間を与えてくれました。
ニコラスケイジ自身がきっとこういう映画が好きなのでしょう。
『ゲットバック』のようなジャンルの映画にかなり出演している印象があります。
まぁニコラスケイジ出演映画はほとんど楽しませてもらっているので、こういったジャンルの映画に出るのは全然大歓迎ですが。
映画『ゲットバック』はハラハラできてアクションも楽しめるエンタメ映画です。
最後のシーンはすべてを忘れて笑わせてくれます。
このエンディング大好きです。
おすすめ映画です。ぜひ。
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