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映画『マッド』作品情報
今回の絶対おすすめ映画は『MUD マッド』です。
映画『MUD マッド』は、マシューマコノヒーやリースウィザースプーンらが出演するクライムサスペンス映画です。
マシューマコノヒー演じる主人公マッドのストーリーではあるのですが、マッドとの交流を通して成長していく少年の物語でもあります。
ハラハラドキドキとヒューマンドラマの要素を含んだ映画となっています。
それでは『MUDマッド』の映画紹介です。
映画『MUD マッド』は2014年に日本公開されたアメリカ映画。
上映時間は130分。
監督はジェフ・ニコルズ監督。
ジェフニコルズはこの映画『MUDマッド』の舞台になっているアーカンソーの出身です。
キャストは
マッド…マシュー・マコノヒー
ジェニパー…リース・ウィザースプーン
エリス…タイシェリダン
ネックボーン…ジェイコブ・ノフランド
トム・ブランケンシップ…サム・シェパード
シニア…レイ・マッキノン
メアリー・リー…サラ・ポールソン
ガレン…マイケル・シャノン
キング…ジョードンベイカー
メイベリン・パターソン…サディー・アントニオ
カーヴァー…ポール・スパークス
ミラー…スチュアート・グリア
メイ・パール…ボニー・スターディバント
助手…ジョンウォード・ジュニア
プリンセス…クリスティ・バリントン
カイル…ジョニー・チーク
ネルソン…ケネス・ヒル
ジェームズ…マイケル・アボット・ジュニア
ほか。
映画『マッド』ネタバレ・あらすじ
アーカンソーの川沿いにはリバーハウスと呼ばれる川沿いに建っている家があります。
14歳の少年エリス(タイシェリダン)は父親と母親と共にこの家で暮らしていました。
エリスにはネックボーン(ジェイコブノフランド)というという親友がいて、何をするにも一緒に行動していました。
ある日、エリスとネックはバイクで家族にバレないように家を抜け出して、ネックのバイクでボートの置いてある川沿いまで行き、ボートに乗ってミシシッピ川を渡りある小島にやってきました。
人が住んでいないはずの小島でエリックとネックがこの小島に来た理由は木の上に引っかかっているボートを見るためでした。
小島に上陸して森の中に入っていったエリスとネックは木の上に存在するボートを発見しました。
ボートは大洪水があった時に気の上に引っかかったものと言われていました。エリスとネックはどれぐらいまで浸水したかなどを予想して話していました。
気によじ登り2人はボートに乗り込み船内を詮索します。
ツタなどが生い茂っていましたが船室もありエリスもネックも隠れ家として使えると気に入っていました。
しかしエリスが新しいパンと缶詰が置いてあることに気が付きました。
エリスはネックに小さな声で「誰か住んでる!」と伝えます。川の流れの問題があり2人はもう帰らなければばりませんでした。
木の上のボートから降りたエリスとネックは自分たちの乗ってきたボートの元へ向かいます。
ボートの近くに戻ると、木の上のボートにあったし足跡と同じ足跡があることにエリスが気が付きました。
あたりを見渡すと1人の男性が手作りの竿で釣りをしていました。
エリスとネックは男性と会話をします。
男性はマッド(マシューマコノヒー)という名前で、人を待っているためこの場所を離れられないと話しました。
ネックが木の上のボートは自分たちの物だと言い張ります。マッドも自分のだと主張し、交換条件に食べ物を持ってきてほしいと話しました。
ネックはこれを聞いて呆れエリスに「物乞いだ、相手にするな」と言いますが、エリスはマッドが気になっている様子でした。
2人は一旦マッドと別れボートに乗って帰宅しました。
エリスとネックは食料を持ってマッドの元を再び訪ねました。マッドはかなりの空腹だったようでエリスとネックが持ってきた缶詰にがっつきました。
マッドは食料を持ってきてくれたエリスとネックにお礼を言い、自分の話を始めました。
2人はマッドが友達を待っているのだと思っていたのですが、マッドが待っているのはジェニパー(リースウィザースプーン)という女性でした。
マッドの幼馴染である恋人ということでした。
ネックは「どうせブスだろう」と軽口を叩きます。これに対してマッドは金髪で足が長くてなどジェニパーの特徴を教えたのでした。
エリスは年上の高校生のメイパール(ボニースターディバント)に好意を寄せていました。
ネックとスーパーの駐車場に来て話しているとメイパールが他の高校生に男にちょっかいを出されているのが目に留まります。
エリスは近づいて行ってその男をぶん殴りました。メイパールは俺を言い、エリスは自分の名前を伝えました。
ネックがエリスに声を掛けてきます。マッドの言っていた特徴と完璧に合致している女性ジェニパーがいたのです。
マッドから手首に鳥のタトゥーがあることも聞いていましたが、その特徴も合致していました。
帰宅したエリスは父親から母親が家を出て聞くかもしれないことを聞きます。
両親の不仲はエリスも気が付いてはいました。
母親は川沿いの家を出て町で暮らしたいと言い、町に住む予定で、川沿いの家は母親が祖父から譲りうけたものなので、母親が出て行けば行政によって取り壊されてしまうとのことでした。
川沿いの家に住むことを好んでいるエリスはこの場所に住めなくなることを聞き、ショックを受けます。
エリスは気持ちが収まらずにボートに乗ってマッドの元へと向かいました。
マッドは遅い時間に来たことに驚きますが、エリスを歓迎し2人で缶詰を食べます。エリスは両親の離婚のことを話し、マッドはその話を真剣に聞いていました。
エリスはジェニパーを見たことをマッドに話します。マッドは明日ジェニパーに会いに行くと言いました。
エルスは朝母親に起こされて車に乗せられて街へと出かけます。
途中で検問をしていて警官からこの男を見なかったかと写真を見せられました。
写真の男はマッドでした。エリスは驚愕しますが顔には出さずに警官に知らないと嘘をついてその場をやりきりました。
エリスはネックと共にマッドの元へ行き、検問のことを話します。
マッドはなぜ自分が指名手配されているかの理由を話してくれました。
マッドは過去にジェニパーのことを騙して子供を作りさらに流産させ、子供を産めないようにした男の命を銃で奪っていました。
そのことで指名手配されていて、もはや陸路では移動することはできないと話します。
マッドは木の上のボートを降ろして修理して乗れるようにし、ジェニパーと落ち合ってメキシコ湾に出るという計画を話します。
しかしボートにはエンジンもついていない状態です。マッドはボートを修理するための部品の調達をエリスとネックに頼みました。
ネックはマッドの持っていた拳銃を欲しがっていて、手伝った報酬に拳銃が欲しいと言います。マッドは無事にボートが浮いたら拳銃をあげると約束しました。
マッドはエリスにエリスのボートハウスの向かいに住んでいる老人トムブランケンシップ(サムシェパード)を連れてきて欲しいと頼みました。
トムは非常に孤独な老人だったのでエリスは向かいに住んでいながらも話したことがありませんでした。
はじめてトムの元を訪ねてマッドに会って欲しいと告げると、トムは了承してくれて一緒にマッドの元へ行ってくれました。
マッドはトムに自分がジェニパーの元カレを殺害したことを話します。
これまでもマッドは自由奔放なジェニパーに振り回されて損ばかりしてきていて、トムは変わらないマッドを叱ります。
まるで父親のようにマッドを叱るトム。トムの怒りは収まらずマッドを置いてトムはエリス達の元へ引き返してきました。
エリスが心配してマッドの元に行くと、マッドは書いてあった手紙をジェニパーに渡してくれとエリスに託しました。
モーテルに宿泊しているジェニパーに手紙を渡すためにエリスとネックは魚の訪問販売のフリをしてジェニパーの部屋を訪ねました。
しかし部屋の中ではジェニパーがガラの悪い男に脅されていました。エリスは近づいて行って男を殴りますが、男は動じることなく殴り返します。
男はエリスとネックが魚売りの少年だとわかると相手にするのをやめて、ジェニパーを脅して帰っていきました。男はマッドのことを探していました。
男がいなくなったのを見計らってエリスは預かって来た手紙をジェニパーに渡します。
マッドはジェニパーにボートの修理ができるまで待っているようにと手紙に記していました。
ジェニパーは2人に礼を言い、危険だからこれ以上は関わってはいけないと伝えました。
エリスとネックはボートの修理のための部品を届けに行った時にマッドにジェニパーが男に脅されていた話をします。
マッドは自分が命を奪った男の兄だと教えます。
マッドのことを必死に探しているとのことで、マッドはこの男の父親は本当にやばい奴なので見掛けても絶対に近づかないようにと忠告しました。
マッドの命には懸賞金が掛けられていました。
エリスは年上女性のメルパールとデートをします。エリスはメルパールに告白をし、メルパールはそんなエリスの告白を聞いてエリスに軽くキスをしました。
エリスはこれをオーケーと受け止めてメルパールとつき合うことが出来たと思い込み喜びます。
エリスはトムと話します。トムはマッドのことを昔から知っているようで、ジェニパーはこうなることがわかっていてマッドを利用しただけかもしれないと話します。
エリスは自分もメルパールと交際をスタートさせたこともあり、トムに対してマッドとジェニパーは愛し合っているから大丈夫だと話します。愛の力を信じたいエリスの思いもありました。
船の修理はだいぶ進んできていました。あとはエンジンをどうにかできればというところまで来ています。
マッドはジェニパーの泊っているモーテルが見張られていることを知っていて、ジェニパーを脱走させるいいアイディアを思いつきます。
エリスはジェニパーに電話をして明日の5時きっかりにネックがバイクで迎えに行くので下に降りてきて欲しいと伝えました。
マッドの作戦であることも伝えました。ジェニパーはわかったと言って電話を切りました。
エリスとネックは放置してあるエンジンを「捨ててあるもの」と見なして持ち去ります。マッドの元へ明日届けるつもりです。
エリスが帰宅すると家の前にはトムからマッドへの贈り物が置いてありました。
5時に目的の場所へと向かうエリスとネック。
しかし時間を過ぎてもジェニパー現れません。部屋にもいないのでモーテルの受付に訊くと、バーの場所を聞かれたから教えたと答えます。
エリスとネックは急いでそのバーへと向かいました。
バーに入るとジェニパーが見知らぬ男と身体を密着させて仲良さげにしていました。エルスとネックはこの光景を見てショックを受けます。
エリスとネックはエンジンを持ってマッドの元へ行きます。さすがにジェニパーのことは言いづらかったが、エリスがマッドに真実を伝えました。
マッドはジェニパーの振る舞いを聞いて「わかった」と言い、エリス達を帰しました。
エリスたちが持ち去ったエンジンは捨ててあるものではなかったようで、エリスはエンジンを盗んだとして報告を受けた両親はエリスを激しく叱ります。
しかしエリスを叱っている間に夫婦喧嘩も始まってしまい、父親も自分の不甲斐なさを指摘され意気消沈してしまいます。
マッドの元に行くとマッドは大切にしていたシャツを脱いでエンジンをいじっていました。
ネックはメカが得意なのでエンジン修理を頼まれます。エルスはジェニパーへの手紙を再び託されました。
エリスはジェニパーの元へ行きます。ジェニパーは待ち合わせ場所に行かなかったのはこれから先彼とずっと逃げ続ける人生が嫌だったからと話します。
エルスが託された手紙にはジェニパーに対して「終わりだ」と書かれていました。
ジェニパーは強がっていました。エリスがモーテルの部屋を出て小窓からジェニパーを見るとジェニパーはベッドに顔を伏せて号泣していました。
さらにエリスはメイパールが他の男といるところを見て男を殴り倒します。
しかしここでメイパールが別にエリスと交際をしているつもりではないことを知ります。
エリスは愛について裏切りを目のあたりにして、さらに自分にも裏切りが訪れやりきれない気持ちになります。
エリスはエンジンを修理しているマッドとネックの元へ戻り、マッドに別れを僕に言わせたなと激怒します。
エリスの怒りは収まらずマッドを嘘つき呼ばわりし怒ります。そのまま森へ歩き出すエリスを親友のネックが追いかけました。
エリスは怒って歩いている最中に毒蛇がうじゃうじゃいる小川に落ちてしまいます。
ネックが助けを求めマッドが走ってきてエリスを救い出しますが、エリスはすでに足を噛まれてしまっていました。
マッドはネックと共にボートに乗るエリスを病院へと連れていきます。
エリスは一命を取り留めますが、マッドは病院の受付の人間に指名手配犯だとバレてしまいます。
寸前でマッドは病院を抜け出していたので捕まりはしませんでしたが、これにより警察と賞金稼ぎの男たちが動き出します。
マッドは捜査をかいくぐってジェニパーの宿泊しているモーテルへとやってきました。遠目からでしたが、お互いはお互いを認識し、無言で別れの挨拶をしました。
命の助かったエリスは自宅のベッドの上で目覚めました。両親が心配してエリスを見守っていました。
旅立つ準備を整えたマッドは最後にエリスに挨拶をしたくてエリスの寝室に窓から入ってきました。
エリスにお礼を言うマッド、しかしネックが捕まっていてエリスの家はすでに被害者の兄と賞金稼ぎに包囲されていました。
銃弾がエリスの家に飛んできてしまいます。
銃撃は激しくなりマッドも対抗します。向かい岸に住んでいるトムがライフルで加勢してくれていました。しかしマッドは川に飛び込もうとしたところを撃たれてしまいました。
マッドを襲ってきた賞金稼ぎたちは兄も含めてトムによって全滅しました。
マッドの遺体はその後上がって来ず、またトムも家を出て行方が分からなくなってしまいます。
エリスの家はいよいよ取り壊され、エリスは母親とアパートへと引っ越すことになります。
ネックとは変わらずの友情です。
トムの運転するボートがミシシッピ川を下りメキシコ湾に出ていました。
トムが横になっていた男性を起こします。
男性の正体は…?
結末は本編で…。
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映画『マッド』感想・評価
映画『MUDマッド』は現代版スタンドバイミーとも呼ばれている映画ですが、なるほど確かにそんなキャッチフレーズも頷ける映画になっています。
ネックの髪型がリバーフェニックスが演じていたクリスの髪型にも似ていますし。
スタンドバイミー的な要素を期待して観てももちろん面白いですし楽しめる映画ですが、マシューマコノヒー演じる大人のマッド自身の物語もこの『MUDマッド』の見どころの大きな部分なので、他の要素も是非楽しんでいただきたいと思います。
子役の2人がとっても良かったです。
生意気だけどイノセントで、特に内心は怯えているけど外には出さないといったお芝居はリアルすぎて怖いぐらいでした。
マシューマコノヒー出演映画に面白くない映画はないと思っているのですが、今回の『マッド』もその神話が崩れることなくしっかり面白かったです。
マシューマコノヒー演じるマッドの純粋さと、少年に対する思いなど、とにかくマシューマコノヒーの演技も見どころがたくさんです。
本当に無人島でしばらく生活していた人にしか見えないので、本当に向こうのリアリティの追求のレベルってすごいです。
傷つきながらも成長する少年の様子、愛に生きた男の生き様、大人と少年との友情などをぜひ目撃してください。
おすすめ映画です。ぜひ。
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