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映画『渇き』ネタバレあらすじ感想

映画渇きネタバレあらすじキャスト評価

映画『渇き』作品情報

今回の絶対おすすめ映画は『渇き。』です。

映画『渇き。』は多くの映画ファンに愛されている中島哲也監督作品に役所広司さん、小松菜奈さん、中谷美紀さん、オダギリジョーさん、妻夫木聡さんはじめ豪華キャストが集結。

フレッシュな若手俳優・女優も出演していてかなり贅沢なキャスティングが実現しています。

それでは『渇き。』の映画紹介です。

映画『渇き。』は2014年に公開された日本映画です。

上映時間は118分。

原作は深町秋生による小説『果てしなき渇き』です。

映画『渇き』は実話ではありません。

監督は中島哲也監督。『下妻物語』『嫌われ松子の一生』『パコと魔法の絵本』『告白』『来る』などの監督です。

独特の映像美と遊び心が得意な監督という印象です。

脚本に女優であり映画監督の唯野未歩子さんが参加されています。

出演は

藤島昭和…役所広司

加奈子…小松菜奈

ボク…清水尋也

浅井…妻夫木聡

愛川…オダギリジョー

松永…高杉真宙

遠藤…二階堂ふみ

森下…橋本愛

長野…森川葵

桐子…黒沢あすか

咲山…青木崇高

辻村…國村準

東…中谷美紀

ほか。

映画『渇き』ネタバレ・あらすじ

藤島昭和(役所広司)は元刑事ですが、現在は刑事を退職しています。

精神を患っていて精神科に通い薬に頼っている生活です。

刑事を退職したのは妻の浮気が原因でした。

妻の浮気現場に車で乗り込み相手の男を完膚なきまでに叩きのめしてしまったことが理由でした。

藤島には娘がいましたが、現在は妻の桐子(黒沢あすか)と娘の加奈子(小松菜奈)とは離れて暮らしています。

ある日、桐子から藤島に電話が入りました。

娘の加奈子が行方不明になってしまったという電話でした。

藤島は久しぶりにかつて住んでいたマンションを訪れ、加奈子を探し出すために手がかりを探して部屋の中を物色しました。加奈子は高校3年生になっていました。

加奈子のカバンの中から違法な薬を発見した藤島は警察に加奈子の捜索願は出すな、俺が探しだすと桐子に告げます。

加奈子を探し始める藤島でしたが、藤島はもちろん母の桐子でさえまったく知らない加奈子が存在していて、捜索と共に信じられないことが次々と明るみになっていきます。

好きだった人の自殺がきっかけで加奈子は自殺に追いやった人間たちに復讐をするために悪事に手を染めるようになり、権力を持つ実業家と手を組み、その周りの政治関係の大人たち、警察関係者などに同級生を斡旋して性的な事をさせていました。

しかも同級生たちを違法な薬の中毒にさせ相手をさせていました。

高校生とは思えない悪事を行っていた加奈子は、やがて追われる身となります。

様々な人間たちが複雑に絡み合い、予想外の人物が加奈子の最後を知るという事実に藤島はたどり着きます。果たしてこれが真実なのか…。

何とも言えぬ結末の行方は…?

 

 

映画『渇き』感想・評価

たぶん僕はこの映画理解しきれていなんじゃないかと思います。

久しぶりにこういう映画を観たなぁという感覚を鑑賞中に覚えましたし、時系列などが途中でごちゃごちゃしてきたのが事実です。

たぶんですが、何回も観れば観るほど発見があって楽しめる映画なのではないかと思います。

映画というのは楽しみ方も自由で人それぞれですから、監督や作り手の意向をすべて汲み取ることが正義というわけではありません。と僕は思います。

というかそれは不可能でしょう。

これは歌の歌詞にも似ていると思うのですが、アーティストがそういうつもりで書いていない事でも、自分の現在の状況などによって自分にとって魅力的な歌詞として解釈することって結構あると思うのです。

感受性豊かな若い頃は特にそうだと思います。

ネットで映画『渇き。』の解釈についてどういう意見があるのか少し見てみましたが、いろんな意見が溢れていましたし、なるほどなぁと思う意見や斬新だなぁと思う意見など様々ありました。

僕としては全部いいんだと思います。

そうやって自由に思いを巡らせることができることも映画の醍醐味の一つだと思います。

そして映画の感想ですが、しっかり中島哲也ワールドでした。実は僕嫌いじゃないけど好きじゃないんです、中島哲也監督の世界観って。

やりすぎてしまうと少々きつくてですね、あくまで僕の中ではですが『嫌われ松子の一生』よりも『来る』の方が見やすいのです。

今回の『渇き。』もところどころ個人的にはあまり好きじゃないシーンがあって、でもこういうシーンがオシャレ的な感じとしてウケているのかなぁとも思ったり。

俺もすっかりおっさんやなぁみたいな気持ちにもなりますが(笑)

DVDのジャケットなどでも使われていますが小松菜奈さんが変顔しているカットとか僕は劇中に別にいらないのになぁと思ってしまうのです。

とは言っても決して嫌いなわけじゃないんです、この気持ちわかって頂きたいです。

キャストも皆さんですが、もう皆さん最高です。

上手い人ばかり集まっていますし、若手俳優・女優達その世代の代表みたいな子たちが出演していて、いい意味で年齢を超えたハイレベルなお芝居を見せてくれています。

しかし、中島哲也監督の監督としての手腕が魅力的だからという事が第一だとは思いますが、きっといい人なんだろうなと思います。

厳しい演出にも愛があるのだと思います。じゃないとこんなに監督の作品に何度も出演しないと思います。

一度出演した人ばっかり出ている気がしますもん(笑)

これもまたとってもすごいことだと思います。

僕としては楽しめましたし、いろいろ考えることができる映画でしたので、まだ観ていない人は是非一度ご覧になられてみてはいかがでしょうか??

映画『渇き。』

愛する娘は、バケモノでした。

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