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映画『ノーグッドシングス』作品情報
今回のおすすめ映画は『ノーグッドシングス』です。
映画『ノーグッドシングス』はサミュエル・L・ジャクソンとミラ・ジョヴォヴィッチが共演しているサスペンス映画です。
登場人物がかなり少なく、悪役が自らドジを踏んで勝手に窮地に追い込まれていく意外なストーリー展開です。
それではさっそく『ノーグッドシングス』の映画紹介です。
映画『ノーグッドシングス』は2003年に日本公開されたアメリカ・ドイツ映画です。
上映時間は97分。
監督はボブ・ラフェルソン監督。
『郵便配達は二度ベルを鳴らす』を監督しています。
【キャスト】
ジャック・フライア…サミュエル・L・ジャクソン
エリン…ミラ・ジョヴォヴィッチ
タイロン・アバナシー…ステラン・スカルスガルド
フープ…ダグ・ハッチソン
クオレル…ジョス・アクランド
クオレル夫人…グレイス・ザブリスキー
デヴィット・ブルースター…ジョナサン・ヒギンズ
エイミー…シャノン・ローソン
コニー…エミリー・ヴァンキャンプ
ほか。
映画『ノーグッドシングス』ネタバレ・あらすじ
一人で暮らしている刑事のジャック・フライア(サミュエル・L・ジャクソン)は、隣人から人探しを頼まれます。
隣人の娘が家出をして行方不明になっているとのことで、ジャックは隣人の頼みを聞き、行方不明になっている娘の恋人が住んでいる付近へと出かけます。
聞き込みをしているジャックは、一軒家の玄関で老婦人が買い物した荷物を転んでばらまいてしまっている光景を目にします。
人の良いジャックは放っておくことができず、車を降りて荷物を運ぶのを手伝います。
家の中に入り台所まで荷物を運び、家の主であるクオレル(ジョス・アクランド)とクオレル夫人(グレイス・ザブリスキー)に挨拶をしました。
2人ともかなりの高齢です。
ジャックは自分が刑事で現在人探しをしていると話し、特徴は金髪で青い目と説明している時に背後からいきなり銃を突きつけられます。
ジャックに銃を突きつけたのは金髪で青い目をしたフープ(ダグ・ハッチソン)でした。
ジャックが探しているのは金髪で青い目をした娘ですが、『金髪で青い目』と特徴を話した時に銃を突きつけられたので、フープは自分のことを刑事が探しに来たと勘違いしていました。
ジャックは激しく殴りつけられ意識を失ってしまいます。
椅子にロープに縛り付けられた状態で目を覚ましたジャックは、クオレル夫妻とフープが仲間であることを知り、さらにリーダー格のタイロン(ステラン・スカルスガルド)、類まれな美貌を持ったエリン(ミラ・ジョヴォヴィッチ)が、銀行から金を奪って国外逃亡をしようとしていることを知ります。
ただ単に家出少女を探していたジャックは、この集団に「自分たちを追ってきた」と勘違いされていて、ジャックがいくら「探しているのは家出少女だ」と言っても聞く耳を持ちませんでした。
フープはジャックに暴力を振るおうとしますが、エリンがフープを落ち着かせジャックは椅子に縛られたまま犯行を行おうとしているメンバーと食卓を共にしました。
クオレル夫妻は高齢でありながら飛行機の操縦が可能で、高飛びする時の飛行機の操縦を担当することになっていました。
タイロンはエリンの女性としての魅力を利用して、銀行員のデヴィッドを仲間に引き入れていました。
タイロンとフープが金を盗み出すために、デヴィッドがいる銀行へと向かいます。
クオレル夫妻は飛行機に乗り込んで待機するため飛行場へと向かい、一軒家の中にはジャックとエリンが残されることになりました。
銀行についてタイロンは盲目の人間のふりをして、多額のお金を送金しようとします。
タイロンが話してる相手はグルになっているデヴィッドです。
その間にフープが銀行の電源を落とし停電させ、タイロンが早く送金しないと大損することになると銀行で大声でクレームを言い、デヴィッドが銀行の責任者の前で送金の手続きをしてデータをフロッピーディスクに入れて取り出しました。
停電のため送金はできていない状態ですが、既にフロッピーに送金データを入れてあるためいつでも送金できる状態になっています。
デヴィッドは用心深くフロッピーを自分で持ち、パスワードも設定していました。
デヴィッドはエリンに会わせるようにタイロンに言います。
エリンと一軒家に残されたジャックは持病の糖尿病が悪化して、意識を失ってしまいます。
異変に気づいたエリンがジャックが糖尿病患者の証であるネックレスをしていることに気づき、ジャックの警察手帳で住所を調べインスリンを取りに向かいました。
エリンはジャックの部屋から持ってきたインスリンを打ち込み、ジャックは一命を取り留めました。
エリンはジャックの家にあったチェロを持ってきていました。
エリンがピアノを弾きジャックがチェロを弾いて、2人は特別な時間を過ごします。
エリンはジャックに心を開き、持っていた銃を向けるのをやめてチェロの弾き方を教わりました。
エリンはどうしてタイロンと行動を共にしているかを説明し、望んでしていることではないと話しました。
ジャックはどうしてエリンが逃げないのか不思議でしたが、エリンはタイロンにひどい目に遭わされていて逃げることができないと伝えました。
一方、1000万ドルを送金したフロッピーディスクを持ち出すことに成功したタイロン、フープ、デヴィッドたちは一軒家へ向かっていました。
タイロンはエリンに電話をかけ、デヴィッドからフロッピーディスクを受け取りパスワードを聞き出すために、機嫌をとるためにデヴィッドと寝るように指示します。
デヴィッドはエリンに心底惚れていて、一軒家に到着してエリンに再会すると地下室へと消えていきました。
デヴィッドとエリンが地下室に消えていくのを見ていたフーパーは、激しい怒りを覚えていました。
魔性の女性であるエリンにフーパーも惹かれていたのです。
フーパーは嫉妬にかられて2人がいる部屋に乱入し、感情のままにデヴィッドに暴行を働き帰らぬ人にしてしまいます。
エリンが慌ててタイロンを呼びに行きますが、タイロンが駆けつけた時にはデヴィッドは息絶えていて、パスワードを聞く前にデヴィッドの命を奪ってしまったフーパーを叱責しました。
デヴィッドからフロッピーディスクを奪い、3人は車に乗り込みます。
飛行場で待機しているクオレル夫妻は予定が大幅に遅れていることに疑問を持ち、ジャックのいる一軒家へ戻ろうとしていました。
タイロンたちはガソリンスタンドに寄り、エリンはジャックが探していたのはフーパーではなくタイロンだったと話します。
タイロンはフーパーに銃を渡し、ジャックを始末するように命令します。
エリンはフーパーにタイロンを始末させようとしますが、タイロンの説得によって失敗に終わってしまいます。
タイロンはフーパーをそそのかしたのはエリンではないかと疑いを持ち始めました。
ジャックが監禁されている一軒家に到着し、フーパーはタイロンの命令通りにジャックを始末しに行きます。
タイロンはフーパーに銃を渡さず、銃なしで始末するように言いました。
椅子に縛られているジャックの首を締め始めたフーパーでしたが、ジャックは傍らに置いてあったワインオープナーを手に持ち、縛られた状態の中でなんとかフーパーの首に突き刺しました。
これによりフーパーは絶命します。
タイロンとエリンが駆けつけ、フーパーが絶命しているのを見て唖然としています。
そこに裏切られたと感づいたクオレル夫妻が飛行場から一軒家へと帰ってきました。
クオレルは手に銃を持っていて、裏切ったタイロンを罵ります。
ところがもみ合った際に銃が暴発し、クオレル夫人が撃ち抜かれ命を落としてしまいます。
妻が息絶えたのを見た夫のクオレルは、クオレル夫人の傍らで自ら銃で絶命しました。
ジャックは仲間割れしている光景を見て、呆れ返っていました。
タイロンはエリンの手に銃を持たせ、ジャックの命を奪うように指示します。
ジャックはカナダの国境を超えるのに最適な手段は、刑事である自分が運転して国境に向かうことだと提案します。
自分を仲間に入れるように提案したのです。
ジャックはさらに条件を出します。
国境を超えたらエリンを自由の目にするようにタイロンに話しました。
とにかく早く国境を越えたいタイロンはジャックの条件をのみ、後部座席からライフルを構えている状態でジャックに運転させます。
1000万ドルを様々な銀行に少額で送金したタイロンは、ジャックの運転する車で銀行を回り小切手をかき集めます。
順調に銀行を周り小切手を集めていましたが、ジャックが銀行の係員が車のナンバーを控えていることに気づき、他の車のナンバープレートをいくつか盗み運転している車のナンバーを偽装しました。
ついにカナダ国境まで3人はやってきました。
国境に来たところでジャックが隙をついてタイロンに銃を向けます。
タイロンはライフルを発砲し車の外に飛び出して逃走を図ります。
ライフルで撃たれたかのように見えたジャックでしたが、自分の背中に車のナンバープレートを何枚も重ねて置いていて、しっかりと防御していたのでした。
逃げるタイロンに向かってジャックが銃を発砲し、タイロンがライフルを向けたことから国境を警備している警察官たちが一斉にタイロンに向けて発砲を始め、タイロンは絶命しました。
エリンとジャックは警察署で事情を話します。
エリンはジャックに「自分は人質だった」と話してくれと頼みます。
果たしてジャックはエリンを守ろうとするのか…。
それともしっかりと罪を償わせるのか…。
結末は本編をご覧ください。
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映画『ノーグッドシングス』感想・評価
まず映画『ノーグッドシングス』の率直な感想ですが…
何とも言えない映画というのが正直な感想です。
決してつまらない映画ではないと思うのですが、そこまで面白くないというか…ただその割にはしっかり楽しませてくれた気がしないでもないというか…単純に『面白かった!』『クソ映画だ!』と判断しにくい映画だと思います。
サミュエル・L・ジャクソンとミラ・ジョヴォヴィッチが出演しているだけで、かなり評価がプラスになってしまうので、もしこの2人が出演していなかったら結構まずい映画だったような気がします。
悪党たちが仲間割れをしたり勝手にドジを踏んだりするストーリーなので、サミュエル・L・ジャクソン演じる刑事のジャックが活躍するのが最後ぐらいなんですよね。
それまでは基本的にジャックが椅子に縛られたまま勝手に悪党たちが自滅していくので、これまでにない映画ではあるので、見方によっては斬新さを楽しめるかもしれません。
ミラ・ジョヴォヴィッチが魔性の女性過ぎたせいで計画がうまく進まなくなっていくわけですが、そこの点はミラ・ジョヴォヴィッチがとても綺麗なので矛盾を感じることはありません。
ナイスキャスティングですね。
上映時間も90分ちょっとと短いので、軽〜く映画を見たい時におすすめの映画です。
がっつりハラハラドキドキしたり手に汗握る映画を見たい!という時には、あまりおすすめの映画ではないです。
あと、サミュエル・L・ジャクソン好きには物足りない映画である可能性が高いです。あまり持ち味が出ている役柄ではないですし、怪演もなりを潜めています。
決してつまらない映画ではないので、気になる人は是非一度鑑賞してみてください。
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