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映画『交渉人』作品情報
今回のおすすめ映画紹介は『交渉人』です。
『交渉人』はサミュエルLジャクソンとケビンスペイシー共演、手に汗握る展開でハラハラさせてくれる名作です。
公開当時かなりテレビCMを見掛けた記憶があります。
おすぎさんが「見なさい!」と最後に行っていたテレビCMだったと記憶しています。
そして実際観てみたら本当に超面白い映画でした。
それでは『交渉人』の映画紹介です。
映画『交渉人』は1999年に日本公開されたアメリカ映画です。
上映時間は139分。
監督はFゲイリーグレイ監督。
『ミニミニ大作戦』『ワイルドスピード』などを監督しています。
キャストは
ダニー・ローマン…サミュエル・L・ジャクソン
クリス・セイビアン…ケビン・スペイシー
アダム・ベック…デヴィッド・モース
グラント・フロスト…ロン・リフキン
アルトラヴィス署長…ジョン・スペンサー
テレンスニー・バウム…J・T・ウォルシュ
マギー…シオバン・ファロン
ルディ・ティモンズ…ポール・ジアマッティ
カレン・ローマン…レジーナ・テイラー
ネイサン・ローニック…ポール・ギルフォイル
ほか。
映画『交渉人』ネタバレ・あらすじ
交渉人のダニーローマン(サミュエルLジャクソン)はシカゴ警察に所属しています。
敏腕交渉人のダニーは人質を取って立てこもっている男との交渉に当たっていました。
犯人は自分の娘を人質に取り、女房を呼ぶようにと要望を出しています。
交渉は難航し中の様子をカメラで見たSWATの責任者アダムペック(デヴィッドモース)は、交渉で事件を片付けるのは不可能と判断し突入の準備を始めます。
しかし上司のグラントフロスト(ロンリフキン)は交渉人のダニーにもう少し時間た与えるために、あと1分突入を待つようにと指示しました。
部下たちに突入の準備だけはさせています。ダニーはどうするかを思案し、犯人が立て籠っている部屋の中に入る決断をします。
部屋に入り人質を取った犯人と対面するダニー。ダニーは持ち前の話術を駆使して犯人を会話をしながら窓際に移動させます。
会話の中で人質を保護し、ダニーはすぐに控えている狙撃手に合図を送りました。
ダニーから合図を受けた狙撃手は犯人の肩を撃ち抜きました。事件は解決しました。
交渉人を務めるダニーにとってこのような事件は日常茶飯事でした。
ちょうどその夜シカゴ警察の署長であるアルトラヴィス署長(ジョンスペンサー)の誕生パーティーが催されました。
事件を無事に解決したダニーやベック、フロストも家族を連れて参加していてパーティーは和やかな雰囲気の中盛り上がっていました。
そんな中でその日解決した事件のニュースがテレビで流れます。
ダニーの決死の交渉が事件を解決に導いたと報道していました。パーティー参加者はみんなダニーを称賛していましたが、ベックは自分の部下を危険にさらしたとダニーに調子に乗るなと食ってかかりました。
ダニーは「誰も死んでいないだろう」とベックに言い返しました。
ダニーの相棒であるネイサンローニック(ポールギルフォイル)がやってきました。
ダニーとネイサンの関係は深くお互いの家族同士も親交を深めている関係です。
ネイサンは話があるとダニーを外に停めてある車の中に呼びます。
そしてネイサンはダニーに警察の年金を警察内部の者が横領していると告げました。
そしてこの横領疑惑には内務捜査局員であるテレンスニーバウム(JTウォルシュ)も関係している可能性が高いことも話しました。
このことをネイサンに密告してきたのはネイサンの警察学校の同期の者らしく、その男もこの横領に加わらないかと誘いを受けたらしいが断ったということもネイサンはダニーに話しました。
誘いを断った男は消されるのではないかとひどく怯えているとのことでした。ネイサンがこの情報を手に入れたのは2週間前とのことでした。
ダニーは年金関係の役員になっていましたが、全く初めて聞く話に驚きました。
今度また話を詰めようということになりその日はそれでネイサンとダニーは別れました。
ダニーは命がけで事件解決に挑む傾向にあり、妻のカレンローマン(レジーナテイラー)はそんなダニーをいつも心配していました。
ダニーはカレンに心配させないように仕事の後は必ずカレンの元に戻ると約束をしていました。
そんな会話をしている矢先にダニーのポケベルが鳴ります。ネイサンからの呼び出しでした。
ダニーはネイサンに呼び出されたフランクリン公園に赴きます。
車の中のネイサンを見るとネイサンはすでに撃ち殺されていました。
ダニーがネイサンの死を確認するとすぐに警官が現場に駆けつけてきました。
ダニーは自分が警官であることを話し仲間が撃たれていると報告し警察署へと向かいました。
警察署でネイサンはフロイトとニーバウムにネイサンが話していた年金の横領疑惑のことを話しました。
ニーバウムは誰がネイサンに密告したのかを知りたがりましたが本当に知らないダニーは名前は聞いていないと答え、さらにニーバウムが質問しようとしますが親友のネイサンを失ったダニーは精神状態に余裕がなく部屋を出て行ってしまいます。
ネイサンの葬儀が執り行われ、カレンはネイサンの妻リンダに寄り添い、ダニーも涙を流し親友の死を悲しんでいました。
後日、ダニーの家にニーバウムを始めとするフロスト、トラヴィス署長がやってきます。
ネイサンを殺害した銃が発見されたとのことで、ダニーの自宅を家宅捜索させろということでした。
ダニーは憤りながらも何も隠すことはないと思い家宅捜索をさせます。家宅捜索中に捜査官が海外預金の明細を発見します。
ダニーはそんな海外預金に覚えはなく否定しますが、そのまま連行されてしまいます。
そして年金基金の横領とサイモン殺害の容疑での連行となります。
完全な濡れ衣です。警察署に連行されたダニーはベックと顔を合わせますがベックはお前ならやりかねないなと完全にダニーを犯人扱いしています。
そして署内の人間たちもダニーを犯人として白い目で見ていました。
トラヴィス署長はダニーを呼び出し停職処分を言い渡し警察バッジと銃を返却するように命じました。
ダニーは自分がハメられたことを訴えますが、署内の自分を見ている目に耐え切れず警察バッジと銃を渡しました。
凄腕の交渉人として名を馳せていたダニーは一変して容疑者として連邦ビルに連行されます。
連邦ビルで偶然ネイサンの妻のリンダと顔を合わせたダニーは必死に自分じゃないと弁明しますが、リンダはすでにダニーが犯人だと思い込んでいてダニーに地獄に落ちればいいと心無い言葉を浴びせました。
検察側はダニーの海外預金に入金された金額が横領された年金基金の金額と一致していることと、池に捨てられていた銃の関係からダニーが犯人であると断定した形で尋問を開始しました。
ダニーの弁護士は状況証拠ばかりだと反論しますが、焼け石に水でした。
弁護士はダニーに裁判になったら勝ち目がないと伝え、取引以外に手はないから諦めるように告げました。
しかし何もやっていないダニーはもちろん納得がいきません。ダニーはカレンに必ず戻ると告げ、ある大きな決断を心の中で下しました。
ダニーは政府の連邦ビルにある内務捜査局に行きました。
ニーバウムの部屋に行き詰問しますがニーバウムはシラを切り通します。ダニーはニーバウムを人質に取り、他の連邦捜査局員たちを追い出して立て籠ろうとします。
フロストがやってきたのでダニーはニーバウムとフロスト、ニーバウムのアシスタントのマギー、そして情報屋のルディを人質にして連邦ビルの20階に立て籠りました。
この騒動を聞いたシカゴ警察は連邦ビルにすぐに出動しビルの周りを包囲しました。
ダニーはニーバウムに対して外に仲間がいるなら秘密を洩らされないように俺と一緒にお前も殺されるぞと脅しました。
SWATも到着し厳戒態勢が敷かれます。ダニーは窓をすべて閉鎖し、さらに通気口もすべて塞いで侵入をできないように対策をしました。
FBIの交渉人であるグレイとラモンという人間が現場に駆け付けます。
連邦ビルはFBIの管轄下にあるためでした。しかし内情を聞き署内の人間が立て籠っているという事で一旦シカゴ警察にこの事態を預けることになります。
ダニーが動きます。交渉を務めることになった交渉人がダニーに電話をかけてきますが、ダニーは別の交渉人を指名したのです。
ダニーが指名した交渉人はクリスセイビアン(ケビンスペイシー)という男でした。
ダニーはさらに20分以内にクリスセイビアンが来なければルーディーは無事ではないと加えました。
クリスセイビアンは西の地区で活躍している交渉人で、これまで一度も武力行使に至ったことがないという経歴を持つ凄腕の交渉人でした。
ダニーは自分のいる署内に裏切り者がいるために地区の違うクリスを指名したのです。クリスはちょうど家族で旅行に行くところでした。
娘に手を焼き不機嫌になってしまっている妻を説得しているところに東地区から連絡が入ります。
緊急事態のため20分以内に連邦ビルに来てほしいという連絡を受けたクリスは、急いで向かうが20分以内は物理的に無理であることを告げました。
連絡を受けたトラヴィス署長は新人交渉人のファーリーにダニーと交渉するように命じます。
クリスが向かっているが20分はかかってしまう事を告げるファーリーでしたが相手は敏腕交渉人のダニーで相手が悪すぎます。
ファーリーはダニーから交渉のダメ出しをされ、すでに疲弊しきってしまっていました。ダニーは空砲を撃ちセイビアンを時間通りに連れてくるようにとファーリーに伝えました。
トラヴィス署長はダニーがネイサンを殺したとは考えられませんでした。
そのことをベックに話しますが、ベックはどちらにせよ今は人質を取った犯人ですと答えました。またベックは突入するしか方法はないと署長に告げました。
ビル内ではダニーと付き合いの長いフロストがダニーは人を殺したりしないと話してマギーたちを安心させようとしていました。
そんなフロストにダニーは自分を疑っているかと尋ねました。フロストはわからないと答え、ただ自分の首を絞めている事は間違いないと告げました。
ダニーは無線を使って今は自分を包囲している仲間たちの名前を呼びました。
そして自分が濡れ衣を着せられていることを説明し、なぜこんな行動をとっているかを説明しました。
またニーバウムの口を封じようと殺害を目論んでいる横領の犯人がいること、そしてそっちの考えはお見通しだと告げ、セイビアンが時間通りに来なければ口だけではないところを見せると最後に言いました。
クリスセイビアンは大急ぎで向かいながらこの無線を聞きながらメモを取っていました。ダニーはニーバウムにネイサンを殺した犯人を質問します。
ニーバウムはお前だと答えました。時間が迫っていました。ダニーは銃をルーディーに向けて構えました。
ダニーへの電話が鳴ります。クリスセイビアンからでした。ダニーはクリスにお互い自分の仕事をしよう、そうすれば無事に帰れると告げました。
クリスは司令部に入り事態を細かく把握しようと努めました。ダニーから連絡が入りダニーが要望を伝えました。
1、ダニーのバッジを持ってくること。
2、死んだら署で葬儀をすること。
3、ネイサンに話した内偵者を探し出すこと。誰が黒幕かはっきりさせるため。8時間以内に見つけ出すこと。
4、ネイサンを殺したのは誰なのか突き止めること。
5、クリス本人と直接会って話がしたい。
と5つの要望を伝えました。
ダニーは防弾チョッキを着こみダニーの元に行く準備をします。
ベックは突入をしたがりクリスに突入の計画内容を話しますがクリスは完全に無視します。
司令部にダニーの妻のカレンがやってきてダニーの無実をクリスに訴えます。
クリスは冷静に自分の仕事は無事に救出することですといいカレンを他の捜査官に預けました。
クリスは1つ目の要望であるダニーのバッジの用意を頼み、ダニーの元へと向かいました。ベックはそれでも突入したがりトラヴィス署長に突入計画を話していました。
クリスがダニーの元へとやってきて2人は対面します。ダニーはルーディーを抱えて銃を構えた格好です。
クリスはいきなりダニーに対して、「お間が無実かどうかは知らない、横領の犯人でも警官殺しでも、お前は無実を晴らすために人質を取って立て籠もっている、1人でも人質を殺したら私はすぐに降りる。人質の安全が最優先だ」と告げました。
ダニーはこのクリスの言葉に納得します。クリスはなぜ自分を呼んだのかとダニーに聞きました。
ダニーは署内に裏切り者がいる以上赤の他人しか信用できないからと答えました。
するとダニーが何かを感じ取ります。ダニーはクリスを遠ざけて部屋に戻ります。SWATが2人窓ガラスを割って突入してきました。
ダニーはルーディーに銃口を向けてSWATの動きを止めます。しかし外からは狙撃手のバラーモがダニーの頭画にすでに照準を合わせていました。
ベックはバラーモに狙撃命令を出しますが、ダニーと長い付き合いのバラーモは引き金を引くことができず、「俺にはできない」と言葉を発しました。
この会話を無線で聞いていた突入を控えていたメンバーは突入を中止しました。
司令部にクリスが戻ってきて怒りを露にしました。指令を出しているのは誰だと聞きます。
ベックはチャンスだったからと言い訳しますが、クリスは「人質を危険にさらしたんだぞ”!」と一喝します。
するとトラヴィス署長が自分が説得は無理だと判断し許可したと話しました。クリスはたった30分で何がわかるのかと問います。
ベックがクリスに指揮を執る権利がないことを指摘すると、クリスは人質を無事に救出するのが自分の仕事だと伝えました。
トラヴィス署長はクリスに対して自分たちに従うように言いますが、クリスはその作戦のせいで新たに2人が人質になったこと、そしてその2人に何かあったら責任が取れるのかと言い返しました。
またクリスはトラヴィス署長たちが指揮権をFBIに取られたくないことを知っていて、指名されている自分が降りれば指揮権は自然とFBIに渡ることを話し、今すぐに降りましょうか?と主張しました。
トラヴィス署長は指揮権をクリスに譲ることにしました。クリスは全警察官にこれからは勝手な行動は許さない、力を合わせようと無線で指示を出しました。
無線でダニーが叫びます。突入を行ったベックに向かって俺は生きていると叫びながら割れた窓ガラスの前に立ちはだかりました。
そしてシカゴ警察のやり方は人質優先ではないのかと叫びました。ベックは今なら撃てるとトラヴィス署長に言いますがクリスはもちろん許しませんでした。
ダニーの様子はテレビにも流れていました。窓ガラスに警察のヘリが接近します。
ダニーは銃口を向けられながらどうしたら無実を証明できるのかと問います。
人質を殺せばいいのかと言いながら突入した警官の1人のスコットを連れて別の部屋へと入って行きました。クリスは無線で必死にダニーを止めます。
ダニーは指揮権が自分にあるからもう誰も踏み込ませないとダニーに訴えますが、そんなはずがない、指揮を執っているのはあいつらだと言い、スコットの頭を銃で殴りつけました。
その時、妻のカレンの声が無線から聞こえてきました。カレンは返事をしてとダニーに懇願しますが、ダニーはスコットに向けて銃を発砲しました。
カレンは銃声にショックを受けて無線機を落としてしまいます。カレンだけでなくダニーをよく知る包囲している警官たちはダニーの行動に大きなショックを受けました。
クリスはビルの電気を切るように指示を出しました。人質を全員救うという信念のクリスは頭を抱えていました。
FBIも動き出して出動してきます。フロストはスコットを殺したダニーを責めます。ダニーはニーバウムに対しお前が喋るまでここを動く気はないと告げました。
その時ビルの電気が突然切れ、非常灯だけが灯っている状態になります。
ルーディーは精神的に追い詰められニーバウムに嘘でもいいから喋れよ!とまくし立てています。するとニーバウムの助手のマギーがニーバウムに呼びかけます。
ダニーはマギーに知っていることを教えてくれと頼みます。マギーはニーバウムのパソコンに極秘ファイルがあることをダニーに話しました。
FBIに対してクリスは1時間だけ時間をくれと頼んでいました。
FBIはこれを承諾しクリスはなんとか時間をもらいます。ダニーから連絡が来ます。
クリスは電話を取るとダニーに今忙しいと伝えて電話を切りました。さらにダニーがかけてくると今度は何も言わずに切ってしまいました。
再度ダニーが電話をしてきたところでクリスは他の者に対応させそっちに今から向かうと告げさせました。
クリスのハイレベルな交渉術に敏腕交渉人のダニーも驚きを隠せませんでした。
ダニーはクリスがやってくると今度はフロストを人質に取り電気を戻すように言います。
これに対しクリスは、人質を殺せば希望が叶うと思うな、俺にお前を守る義務もなければ中立の立場を取る理由もないとダニーに告げました。
ダニーはニーバウムのパソコンを見たいと理由を言い、人質に毛布などを持ってきてくれるように頼みました。クリスは交換条件に1人人質を解放するように言いました。これによりフロストが解放されました。
クリスがフロストを連れてビルを出ると集まったやじ馬から歓声が沸きました。
ビルには電気が戻り、ルーディーがニーバウムのパソコンをダニーの指示で操作しました。
パスワードはマギーがすべて知っていて教えます。クリスはフロイトに知っていることを話してくれと言い、内偵者のことなどを聞き出そうとします。
コンピューターの極秘ファイルに辿り着いたダニーはファイルの中身がネイサンを盗聴していたものだと知ります。
ダニーはニーバウムを詰問しますがニーバウムは相変わらず口を割りませんでした。ダニーはクリスに連絡をし、ニーバウムがネイサンを盗聴していた事実を伝えます。
そして2人だけで話がしたいと伝え、人質を1人解放する代わりにネイサンの妻のリンダにネイサンが事件の前夜誰と会っていたか聞いてほしいと頼みました。
クリスはリンダに連絡し話をします。するとトラヴィス署長がヘルマンとベックを連れてやってきて、ヘルマンは万が一に備えて換気ダクトで突入の待機だけしておきたいと話し、クリスは指示なしで勝手な行動をしない約束で許可を出しました。
クリスは1人の男を連れてきて内通者が見つかったとダニーに連絡を取ります。ダニーは内通者と話し黒幕を聞き出そうとしますがここでは言えないとその男は答えません。
するとルーディーがニーバウムのパソコンにネイサンが内務捜査局にいた記録を見つけます。ダニーはクリスが内偵者を偽造したと思い、逆にクリスにカマをかけることにしました。
無線でダニーはニーバウムが全部話した、内偵者はネイサンだった。自分はネイサン殺しには無関係だと言っていると嘘を言いました。
この無線の会話を聞いたヘルマン、アレン、アージェントはいよいよ突入する準備を始めていました。
クリスも違和感を感じていました。ダニーを何とか殺害したいという空気が現場に漂っていることを感じ取っていました。
そして人質に取られているルーディーやマギーはダニーは犯人ではないんじゃないかと思い始めていました。
ダニーはニーバウムを別室に連れて行き尋問をします。
いよいよ命の危険を感じたニーバウムはようやく口を開きました。ネイサンは盗聴し証拠を掴んでいてニーバウムのところに証拠を持ってきたが、ニーバウムは金で買収されたこと、ネイサンは金を断ったために殺されたと。
ネイサンが盗聴をした相手を聞くと、ニーバウムはヘルマン、アレン、アージェントだと告げました。一刻も早く突入をしたがっているメンバーでした。
盗聴した内容は基金を盗んだとはっきり言っているものでした。
この3人をよく知るダニーは3人だけではこの犯行は不可能だと思い主犯がいるはずだとニーバウムに問いますが、ニーバウムは本当に知らないらしく、証拠は別の場所に保管されている事だけ告げました。
換気ダクトから銃声が聞こえました。
ヘルマン、アレン、アージェントが勝手に突入を開始したのです。ダニーは人質を守りながら応戦します。指示していない突入にクリスは驚き必死に制止しようと指示を出しますがベックはさらに部隊を送り込みました。
ダニーの必死の抵抗で事態はなんとか収まりました。ダニーは人質の安否を確認します。ニーバウムが撃たれてしまっていました。
まだ息はあるものの危険な状態に陥っていました。クリスは勝手な行動に怒ります。トラヴィス署長とベックを激しく非難します。
その様子を見ていたFBIはもうこれ以上は無理だと判断し、クリスから指揮権を取りFBIが指揮を執ることになります。クリスは粘りますが追い出されてしまいます。
クリスはみんなでダニーを殺そうとしている異常な状況を見て、何かあるということを確信していました。
指揮を執ったFBIはダニーに連絡し5分以内に降伏しなければ突入すると宣告しました。
ダニーに対してマギーとルーディーは完全に同情していました。
ダニーは人質たちに謝罪をし、マギーに妻カレンへの遺言を頼みました。
マギーは証拠のコピーがニーバウムの自宅にあるかもしれないとダニーに話しました。そこへクリスが走ってやってきました。
ダニーはニーバウムの死体を見せて狙われて殺されたこと、そして殺害したと思われていたスコットを連れてきて見せました。
ダニーは殺すふりをしていただけでした。そしてニーバウムの自宅に証拠があるかもしれないとクリスに話しました。
ニーバウムの証言の証拠は人質たちが聞いていたと話しました。クリスはダニーを信頼し、その場を出て行きました。
ダニーは人質たちに酸素マスクを渡して布を濡らして与え、奥の部屋で隠れるように言いました。ダニーはスコットの来ていた制服を着て変装をしました。
FBIの指揮による突入が開始されました。ダニーは手りゅう弾を投げて火災を起こして換気ダクトから逃げていきました。人質たちはみんな無事に保護されました。
人質はみんなでダニーの無事を心から願っていました。ダニーが逃げているとクリスが現れついてくるように言いました。
ダニーがいないことに気付いたベックは検問を開始します。クリスは車で移動していて検問に引っかかります。
しかし怪しいことはなく任務を終えたクリスは難なく検問を通過しました。ダニーはクリスの車には乗っておらず警官の服装で歩いて移動していました。
検問を通過したクリスの車に乗り込み、ニーバウムの家へと向かいました。救出されたマギーたちはダニーがどこに向かったのかを聞かれてました。
言うつもりのなかったマギーでしたが誘導尋問に引っかかりダニーがニーバウムの自宅に向かったことがバレてしまいます。アレンとヘルマンとアージェントはニーバウムの家に急行しました。
ベックを始めとしたシカゴ警察の警官たちもニーバウムの家へと急行します。
ニーバウムの家に着いたダニーは証拠を見つけようとしますが見つかりません。
そこへアレンとヘルマンとアージェントが到着します。ダニーは無線でクリスに協力を要請し、クリスもこれを受け入れます。
ダニーは降伏を迫られますが盗聴の証拠のフロッピーを発見したと嘘をつきます。
クリスが部屋の鏡を割り、その破片で3人の侵入してくる様子を確認します。
ダニーは3人にカマをかけ証言を取ろうとしますが1人に人間が新たに入ってきて俺がカタをつけると3人を外に出しました。フロストでした。
フロストが入ってくるとクリスは銃をダニーに向けました。
クリスはフロストに向かってダニーは俺が殺すと言いダニーの持っていたフロッピーディスクを取り上げ、ダニーの脇腹を撃ち抜きました。
クリスはフロストに交渉を持ちかけました。フロストは細かく金額を提示してきました。
取引が成立するとフロストはクリスからフロッピーディスクを受け取りディスクを潰し、さらにパソコンに発砲して完全な証拠隠滅をしました。
フロストはニーバウムの家を出て集まっている警官たちにダニーが撃たれて死んだことを伝えました。
警官たちは憎悪の目でフロストを睨みつけています。
なぜ警官たちはフロストを睨みつけているのか…?
ダニーとクリスが仕掛けた作戦とは…?
衝撃の結末は本編をご覧ください。
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映画『交渉人』感想・評価
素晴らしい頭脳戦を堪能できる映画です。
僕は単純なので初見の時は突入したがるバックと許可をだすトラヴィス署長が怪しいと思っていましたが、単純な性格で本当にごめんなさいといった感じでした。
でもその単純さのおかげで映画をふんだんに楽しむことができるのです。
サミュエルLジャクソンとケビンスペイシーのやり取りが全編通して本当に良いんです。
演技が上手いと楽しいだろうなぁと思ってしまうほどに観ごたえ十分で見とれてしまう感じです。
サミュエルLジャクソンってふざけた演技も上手いけど、真面目に演じると上手いっていうのが大前提なんですよね。
本当にリスペクトです。演技するの好きなんだろうな〜って伝わってきます。
かなりハラハラする展開なのであっという間に時間が過ぎる映画です。
それにしても交渉人って本当にかっこいいです。
この映画を見ると当たり前にそう思ってしまいます。
本当に面白い映画です。
おすすめです。ぜひ。
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