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映画『スラムドッグミリオネア』作品情報
今回のおすすめ映画シリーズは『スラムドッグ・ミリオネア』です。
映画『スラムドッグミリオネア』は、ダニーボイル監督がメガホンを取った手に汗握る映画です。
緊張感の中で展開するストーリーですが、それだけではなく背景にあるドラマもリアルに描かれています。
公開当時からかなり話題となった映画です。
アカデミー賞を監督賞や作品賞など、8部門も受賞した映画です。
それでは『スラムドッグミリオネア』の映画紹介です。
映画『スラムドッグミリオネア』は2009年に日本公開されたイギリス映画です。
上映時間は120分。
原作はヴィカススワラップによる『ぼくと1ルピーの神様』。
スラムドッグ・ミリオネアは実話ではありません。
監督はダニー・ボイル監督。
『トレインスポッティング』『ザ・ビーチ』『28日後…』『スティーブジョブズ』などを監督しているヒットメーカーです。
キャストは
ジャマール・マリク…デーヴ・パテール
サリーム・マリク…マドゥル・ミッタル
ラティカ…フリーダ・ピントー
プレーム・クマール・…アニルカプール
警部…イラファーン・カーン
ドンジャ・ヴェド…マヘーシュマーンジュレーカル
ほか。
映画『スラムドッグミリオネア』ネタバレ・あらすじ
18歳の青年ジャマールマリク(デーヴパテール)は容疑をかけられ警察から拷問を受けていました。
ジャマールにかけられた容疑は詐欺容疑で、警察は詐欺の手法を暴こうとジャマールを詰問しています。
ジャマールはインドのスラム街で生まれ育った青年でした。
ジャマールは『クイズミリオネア』というクイズ番組に出演します。
『クイズミリオネア』は正解するにつれて賞金が上がっていくクイズ番組です。
日本では日本版が放送されて人気を博していました。
ジャマールは予想を覆し正解を連発していきます。
賞金は1000万ルピー(約2000万円)まで跳ね上がっていました。
MCを務めるプレームクマール(アニルカプール)はジャマールにプレッシャーを与えていきますが、ジャマールは残すは最後のクイズという地点まで辿り着きます。
最後のクイズを残し番組は時間がきて終了を迎えます。続きは次回に持ち越されます。
もしも最後の問題に正解すればジャマールは2000万ルピー(約4000万円)を手にすることになります。
しかしMCのプレームはジャマールが何か不正を働いているのではないかと疑い始めます。
ジャマールは収録が終わってから警察に通報され、警察から拷問をうける羽目になってしまったのです。
ジャマールのこれまでの人生が描かれます。
ジャマールは幼い頃に宗教による争いが原因で母親を亡くしていました。
母親を失ったジャマールは兄のサリームマリク(マドゥルミッタル)と共に孤児になってしまいます。
孤児となったジャマールとサリームは同じく孤児だったラティカ(フリーダピントー)と出会います。
ジャマールとサリームとラティカの3人は自分たちを三銃士に例えて強く生き抜きました。
しかし孤児を利用しようとする大人たちから逃げている最中、ジャマールとサリーム兄弟とラティカは離れ離れになってしまいました。
サリームとジャマール兄弟はその後も必死に生き抜きました。
数年の歳月が流れ、兄弟は踊り子になっていたラティカとの再会を果たします。
サリームは孤児で金もうけをしている人間を殺害し、ラティカを自由にします。
しかしこれをきっかけにサリームは道を踏み外したゴロツキのような人生を送るようになり、ラティカを自分のものにしました。
兄のサリームとも音信不通になっていたジャマールでしたが、コールセンターのお手伝いとして働いている時に、会社のコンピューターを使って兄と同姓同名の人間に片っ端から電話をかけ、ついに兄のサリームに辿り着きます。久しぶりに兄との再会を果たすジャマール。
ジャマールは再びラティカとも再会します。
しかしラティカはマフィアのボスであるドンジャヴェド(マヘーシュマーンジュレーカル)の愛人となり怯えて暮らしていました。
ジャマールはなんとかラティカを救い出そうと手を尽くしますが、ラティカはジャヴェドの手下に成り下がっているサリームによって連れ去られてしまいました。
ジャマールはラティカとの会話の中で『クイズミリオネア』が出たことを覚えていました。
『クイズミリオネア』に出演すればラティカと会う手掛かりが見つかるかもしれないと考えたのでした。
クイズに正解し続けていたジャマールでしたが、決して不正などではなくジャマールが身に着けてきた知識で正解を導き出していました。
容疑が晴れたジャマールを警部(イラファーンカーン)が釈放しました。最後の問題を残しているジャマールはテレビ局の収録現場へと向かいました。
その頃サリームはラティカを救い出すためにマフィアのボスを殺害していました。
サリームはラティカに自分の携帯電話を持たせて逃がしました。
その後ボスを殺害したサリームはマフィアの人間によって殺されてしまいます。
最終問題に取り掛かっているジャマール。
ジャマールは電話でアドバイスを受けられる『ライフライン』を使って兄のサリームに電話をします。
何も知らないジャマールはサリームの携帯電話にラティカが出たことに驚きます。
これによってジャマールとラティカは再び巡り合うことができたのです。
果たしてジャマールは最後のクイズに正解することができるのか…?
結末は本編をごらんください。
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映画『スラムドッグミリオネア』感想・評価
アカデミー賞を8部門も受賞し、公開当時かなり話題になっていた映画『スラムドッグミリオネア』ですが、アカデミー賞受賞といろいろな前評判を知って鑑賞するとそこまでかなぁという感覚になってしまう人もいらっしゃるかもしれません。
もちろん面白い面白いし、個人的にも好きな映画なのですが、語り継がれるという意味ではダニーボイル監督映画で言えば『トレインスポッティング』の方が上かなぁという気はしてしまいます。個人的な好みなだけですが。
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最期に兄のサリームに電話をすると思いがけずにラティカが出るわけですが、ここで最終問題の答えをラティカがわからず、またジャマールも勘で答えるというのが、外し具合が堪らんという人もいれば、そんな展開なの?と拍子抜けする人もいるのではないかと思います。
個人的にはラブロマンス映画にありそうな2人の思い出が答えを導き出すといったような展開じゃないだけ良かったと思っています。
僕は勘で答えたことに結構テンションが上がったタイプです。
つまらないということはきっとないので、自信を持っておすすめします。
おすすめ映画です。ぜひ。
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