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映画『俺たちフィギュアスケーター』作品情報
今回のおすすめ映画は『俺たちフィギュアスケーター』です。
映画『俺たちフィギアスケーター』はウィルヘレル、ジョンヘダー、ルークウィルソンら出演の爆笑コメディで、本当におバカ映画です。
でも最高に面白いです。
『俺たち~』シリーズの一つです。日本とは違ったコメディセンスはもちろんですが、ありえないことを面白くかつリアルに描いていてお腹を抱えて笑える映画です。
最近大笑いしていないなぁという人には『俺たちフィギアスケーター』は特にぴったりな映画です。
それでは『俺たちフィギアスケーター』の映画紹介です。
映画『俺たちフィギュアスケーター』は2007年に日本公開されたアメリカ映画です。
上映時間は93分。
監督はウィルスペックとジョシュゴードン。製作にはベンスティラーが入っています。
キャストは
チャズ・マイケル・マイケルズ…ウィル・ヘレル
ジミー・マッケル・ロイ…ジョン・ヘダー
ストランツ・ヴァン・オルデンバーグ…ウィル・アーネット
フェアチャイルド・ヴァン・オルデンバーグ…エイミー・ポーラー
コーチ…クレイグ・T・ネルソン
ケイティ・ヴァン・オルデンバーグ…ジェナ・フィッシャー
ダレン・マッケルロイ…ウィリアム・フィクナー
ジェシー…ロマニー・マルコ
ヘクター…ニックス・ウォードソン
ブライス…ロブ・コードリー
セックスカウンセラー…ルーク・ウィルソン
ほか。
映画『俺たちフィギュアスケーター』ネタバレ・あらすじ
世界フィギアスケート選手権男子シングルの決勝が行われています。
その中で華麗なスケーティングを見せる選手・ジミーマッケルロイ(ジョンヘダー)。
彼はフィギアスケーターとして幼い頃から鍛えられ、その実力を発揮し高得点を出し暫定トップとなります。
ジミーは幼い頃に養父に引き取られ、その養父が裕福だったことからトップレベルの教育を受けてきていました。
ジミーに対抗するかのように軽口を叩きリンクに飛び出す選手がいました。
その選手とはチャズマイケルマイケルズ(ウィルヘレル)。チャズは優雅で華麗なジミーのスケーティングとは対照的にダイナミックで力強いスケーティングを披露します。
観客に対してアピールしたりとユーモアにも溢れた演技を披露します。
一見ふざけているようようにも見えるチャズのスケーティングでしたが、チャズはジミーと同じ点数で首位となる点数を叩き出します。
表彰式で表彰台に上ったジミーとチャズは軽い口喧嘩から熱くなってしまい乱闘騒ぎへと発展してしまいます。
2人の乱闘は減げしさを増しマスコットキャラクターを燃やしてしまうほどの乱闘に発展してしまいます。
もちろんこの乱闘騒ぎは大問題となり、スケート連盟は2人に処分を与えることになります。
スケート連盟との面談でジミーは真面目に受け答えをするものの、チャズはここでも不真面目な態度を取っていました。
スケート連盟が2人に与えた処分は本人たちが思っていたよりも重いものでした。
ジミーとチャズは金メダルをはく奪され、さらには今後無期限でどんな大会においても男子シングルに出場することを禁止するという処分でした。
予想外の処分にジミーとチャズは落胆します。さらにジミーは引き取られ英才教育を受けさせてもらっていた養父からも養子縁組を取り消されてしまいました。
その事件から3年の月日が流れました。
ジミーは小さなスケート洋品店で倉庫の仕事を細々として暮らしていました。
チャズはアイスショーに出演してスケートは滑っていましたが、着ぐるみの下では二日酔いのために嘔吐していたりと勤務態度は散々なものでした。
そんな生活をしているジミーの元にヘクター(ニックスウォードソン)がやってきます。
ヘクターは元々ジミーのストーカーで接近を禁止されている人間です。
ジミーは現れたヘクターに「接近禁止命令を忘れたのか」と言いますが、ヘクターはスケート連盟の出した処分についてジミーにアドバイスを与えます。
ヘクターはスケート連盟のハンドブックを見せながら、『追放された部門に復帰することはできない』と書かれた部分を強調します。
ジミーが無期限の出場禁止処分を受けたのは男子シングル部門でした。つまり他の部門には出場することが可能なのです。
ジミーは自分にはスケートしかない事を重々わかっていたので、自分が出場できる『ペア部門』で復帰することを決心します。
早速ジミーは昔お世話になっていたコーチの元に赴き、ペア部門で復帰したい事を告げます。
しかしコーチはまともには取り合ってくれず、さらに大会までの時間がないことから不可能だとジミーに言い渡します。
しかしフィギアスケーターとして火がついているジミーはこんなことで諦めません。
自らパートナーになる人間を探すべく、アイスショーが行われている会場に向かいました。そこは偶然にも騒動を起こしたチャズが出演していたアイスショーでした。
しかもチャズは日ごろの素行が問題でそのアイスショーの団体から解雇されていたところでした。
チャズはジミーを見掛けると悪態をつきました。ジミーはこれに応戦してしまい、2人は過去の過ちを活かせずに再び乱闘に発展。
激しい乱闘騒ぎとなりニュースにも流れてしまうほどの事態になります。
しかしテレビで2人の乱闘の様子を見ていたジミーの元コーチ(クレイグTネルソン)は何かを思いつきます。
ニュース映像にはジミーがチャズを豪快に投げ飛ばしている様子が映し出されていて、コーチは『これだ!』とインスピレーションに駆られます。
コーチはすぐに留置所に拘留されているジミーとチャズを訪ねました。そして2人にある提案をしました。ジミーとチャズにペアを組ませて、男性同士のペアとしてペア部門に出場するという提案です。
犬猿の仲の2人はこの提案にすぐに頷くことはなく、再び言い合いを始めます。
しかし言い合いの中でペアとして組む流れになり、結局ジミーとチャズはペアを組むことになりました。
ジミーとチャズがペアを組むという話はフィギアスケート界にとって大きなニュースであり、マスコミは騒ぎ出します。
2人ともシングルでメダルを獲得していたほどの実力の持ち主な上に異色の男子同士のペアということで世間の注目は半端ではありませんでした。
ジミーとチャズはスケート連盟へのペアでの登録を済ませます。
このジミーとチャズのペアを最も警戒したのがペア部門のチャンピオンのストランツヴァンオルデンバーグ(ウィルアーネット)とフェアチャイルドヴァンオルデンバーグ(エイミーポーラー)の兄妹ペアでした。
このペアはフィギュアスケート界のペア部門でチャンピオンとして君臨していて、自分たちを脅かすかもしれない存在のジミーとチャズのペアに警戒心を強めます。
さらに世間やメディアに騒がれている2人が気に障っていました。
オルデンバーグ兄妹は妹のケイティヴァンオルデンバーグ(ジェナフィッシャー)をスパイとして送り込みます。
ケイティはジミーとチャズペアの練習の様子を撮影し、兄と姉の元へと持ち帰ります。
ケイティが持ち帰ってきた映像を見たオルデンバーグ兄妹はその様子を散々バカにし爆笑します。
ペアでの経験がない2人のスケートはまだまったく形になっておらず、しかも練習場はスケートリンクではなく巨大な冷凍倉庫でした。
ジミーもチャズは劣悪な練習環境の中で必死に練習に励みます。
しかし2人はやはり事あるごとに喧嘩をしてしまっていました。コーチは2人の関係性をなんとかすることが急務と考え、2人に共同生活を送るように指示を出しました。
ジミーはチャズが使用しているヘアブラシを羨ましく思っていました。
そのヘアブラシはクジラを使った特殊なブラシで(違法)チャズは綺麗な髪の毛を持っていましたが、その髪の毛はそのブラシによって形成されていました。ジミーは心の中で羨ましく思っていました。
そしていよいよフィギュアスケートの大会の日がやってきました。この大会は世界大会への予選となっていてとても重要な試合です。
先に登場したのはオルデンバーグ兄妹ペアです。ペア界でチャンピオンとして君臨しているだけあって完璧な演技を披露し会場を大いに沸かせます。
ついにジミーとチャズペアの出番となります。話題のペアということもあり期待も高まる中で2人の演技がスタートします。
2人はこれまでもまだまだ喧嘩を多発している状態です。演技の中でチャズがジミーを放り投げますがジミーは着地に失敗してしまい氷上に倒れ込みます。
いきなり失敗してしまった2人でしたが、これで2人は1つになることができます。
チャズはジミーに手を差し伸べたのですが、その様子を見た観客は2人の間に芽生えた友情に感動しジミーとチャズに割れんばかりの拍手を送ります。
ジミーとチャズはなんとか演技を終え、無事に本大会への切符を手に入れました。
世界選手権への出場権を獲得したジミーとチャズでしたが、このままでは勝てないと考え何か必殺技が必要だと考えます。
コーチはフィギアスケートのあるペアの演技を見せます。そのペアが見せた技は『アイアンロータス』という技で、非常に派手なのですがかなりの危険を伴う技でした。
技の派手さに驚いた2人でしたが、さらに驚いたのが尊技を披露したペアの1人の首がコロリと頭ごと落ちたことでした。
アクロバティックなあまりスケート靴で相手の首を切り落としてしまったのでした。ビデオを見ていた2人は思わず叫び声を上げました。
冗談じゃないと思ったジミーとチャズでしたがコーチはこの技に挑戦することを2人に伝えます。ジミーとチャズは世界選手権に向けてこの技を習得すべく猛特訓を開始したのでした。
そんなジミーとチャズでしたが、実はジミーはオルデンバーグ兄妹の妹のケイティのことが気に入っていました。
チャズが取り計らってくれてジミーはケイティとデートすることになります。ジミーとケイティはいろんなことを話しました。
兄と姉が有名フィギアスケーターのケイティでしたが、スケートをあまり好きではないとジミーに話します。
ジミーはそんなケイティにアイススケートの素晴らしさを話しました。ジミーはスケートを愛していました。ジミーとケイティはキスを交わしたのでした。
特訓を続けるジミーとチャズでしたが必殺技となるはずの『アイアンロータス』は未だ未完成のままでした。これまでも一度も成功したことがなく、練習場には無数の人形の首が落ちていました。
結局必殺技をものにできていないままジミーとチャズは世界選手権本番を迎えました。
会場でジミーとチャズの注目度はやはり高く、メディアも2人を大きく取り上げます。そんな様子に不快感を露にしたオルデンバーグ兄妹はケイティを使って妨害を考えます。
世界選手権が始まろうとしているのにチャズはどこかへ外出しようとします。
慌てたジミーが行き先を尋ねるとチャズはセックス中毒のカウンセリングに行くと答えます。出ていくチャズでしたがドアの前にぬいぐるみが置いてあることに気が付きます。
手紙が添えられていてジミー宛だということに気付いたチャズはぬいぐるみをジミーに投げました。手紙には『12時に部屋で待ってる』と書かれていました。差出人はケイティでした。
セックスのカウンセリングの集まりに赴いたチャズでしたが、そこにケイティが来ている事を知り驚きます。
まさかケイティがセックス中毒だったなんて、と驚くチャズは会合終了後にケイティから誘われます。ケイティは11時55分に部屋に来てとチャズを誘ったのでした。チャズは困ります。
ケイティはジミーが想いを寄せている女性です。チャズは誘いを断ることに決めて断るためにケイティの部屋を訪れます。
しかし部屋ではケイティが誘惑する格好でチャズを待ち受けていました。
チャズは誘惑に負けそうになりますが鉄の意思で何とか誘惑を断ち切ります。しかしそこにケイティに呼ばれていたジミーが現れ2人の様子を見て完全に勘違いをしてしまいます。
その場を走り去るジミー。チャズは誤解を解くために朝までジミーに電話をかけますが結局電話は繋がりませんでした。ケイティも同じようにジミーに電話をかけていました。
ケイティは兄と姉に本当のことを話すと告げて出ていきます。これにオルデンバーグ兄妹ペアは焦ります。
せっかくジミーとチャズペアを陥れるためにやってきた作戦が水の泡になってしまうからです。
これまでケイティを使ってジミーとチャズを妨害しようとしていたオルデンバーグ兄妹でしたが、ついに自分たちの手で妨害することにします。
朝までジミーに電話をしていたチャズは完全に寝坊してしまいました。
会場に行くために慌ててタクシーに乗り込みますが、タクシー運転手は何とオルデンバーグ兄でした。チャズはいきなり殴られ気を失ってしまいました。
ジミーの方はオルデンバーグ妹にトイレに閉じ込められて手錠で排水パイプで繋がれてしまい身動きが取れなくなっていました。
オルデンバーグ妹はジミーにケイティはチャズと関係を持っていないと話します。理由はケイティはあなたのことが好きだからと言い去って行きました。
チャズは縛られた状態で倉庫のようなところで目を覚まします、壁にはたくさんのスケート靴が飾られていました。
オルデンバーグ兄が出て行ったのを確認したチャズは飾られているスケート靴を使って縛られているロープを切り脱走します。
チャズはそのまま凍った川を滑りながら会場へと急ぎますが、チャズの脱走に気付いたオルデンバーグ兄もチャズの追跡を開始しました。
オルデンバーグ兄は執拗にチャズを追いかけますがチャズはなんとか追跡をかわします。しかしボーガンを使ってオルデンバーグ兄はチャズを狙ったりと次第に追い詰められていきます。
チャズは思い切って川の中へと飛び込みました。割れた氷からはチャズが大切にしているクジラで作った特製のヘアブラシ(違法)が浮かび上がってきました…。
舞台は世界選手権の会場へと移ります。オルデンバーグ兄妹ペアはいつも通り演技を終えています。
ジミーは四苦八苦してなんとか手錠の鍵を手に入れてトイレから脱出し会場へと来ていました。しかしチャズの姿がありません。
チャズが来ることを信じてジミーは1人でリンクの上に立ちます。そこへ川を泳いで会場に辿り着いたチャズが現れます。
チャズはジミーに対してケイティは軽い女じゃないと叫びながらユニフォームに着替えてジミーと共にリンクに立ちます。
2人は夢を掴もうと言い演技をスタートします。
音楽が流れ2人は順調に演技を披露していきます。しかしここでオルデンバーグ兄妹はまたしても2人を妨害します。ユニフォームについている装飾を取りリンクに投げ込んだのです。
チャズはこの装飾につまずき足首を負傷してしまいます。チャズが足首を負傷してしまったことで必殺技のアイアンロータスを行う事が困難になってしまいました。
この状況にジミーが機転を利かせます。ジミーはチャズと担当を完全に入れ替えることを思いつき実行します。
これまで投げるのがチャズ、投げられるのがジミーでしたが、この役割を完全に入れ替えました。
ぶっつけ本番ですが、ジミーが投げ役となり必殺技のアイアンロータスに果敢に挑戦します。
ジミーはチャズの足を持ち上げ真上に派手に振り上げます。
果たしてアイアンロータスが成功するのか…?
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映画『俺たちフィギュアスケーター』感想・評価
完全におバカ映画です。ザ・コメディといった映画です。
でも最高に面白いんです。
これぞアメリカ映画ならではの面白さといった感じです。
日本映画でこれをやることはまず無理だろうなと思いますし、やったとしても全然面白くないものになってしまうと思います。
キャストが全員お真面目に演じているからこそ面白いんですよね。
演技が上手いからコメディが成り立つわけですが、本当にコメディ俳優の神髄を見せてくれている映画です。
『俺たち~』シリーズはどれも面白いのですが、まさかフィギアスケーターという設定を思いつくとはといった感じで、この発想がもう本当にすごいと思います。
大いに笑える映画です、上映時間も短いので軽い気持ちで観始めて頂ければと思います。
おすすめ映画です。ぜひ。
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