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映画『ズーランダー』ネタバレあらすじ感想

映画ズーランダーネタバレあらすじキャスト評価

映画『ズーランダー』作品情報

今回の絶対おすすめ映画は『ズーランダー』です。

ベンスティラーにオーウェンウィルソン、ウィルヘレルなどなどそうそうたるコメディ界の俳優たちが出演しているこの『ズーランダー』は映画としてもとっても面白いのはもちろんですが、実名で有名人たちが多くカメオ出演をしていることでも有名です。

驚愕するほどの著名人が出演している映画ですが、見事におバカ映画でそのアンバランスさがまたたまらない映画となっています。

それでは『ズーランダー』の映画紹介です。

映画『ズーランダー』は2002年に日本公開されたアメリカ映画です。

上映時間は89分。

監督はベン・スティラー。俳優として『ナイトミュージアム』『ミートザペアレンツ』など数多くの話題作に出演しています。

キャストは

デレク・ズーランダー…ベン・スティラー

マチルダ・ジェフリーズ…クリスティン・テイラー

ハンセル…オーウェン・ウィルソン

ジャコビムガトゥ…ウィル・ヘレル

カティンカ…ミラ・ジョヴォヴィッチ

モーリー・ボールスタイン…ジェリー・スティラー

J・P・プルウィット…デイヴィッド・ドゥカブニー

ラリー・ズーランダー…ジョン・ヴォイト

ルーク・ズーランダー…ヴィンス・ヴォーン

スクラッピー・ズーランダー…ジュダフリードランダー

トッド…ネイサン・リーグレアム

オルガ…アンディ・ディック

ルーファス…アシオハイ・スミス

ミーカス…アレクサンダー・スカルスガルド

ハッサン首相…ウッドロー・W・アサイ

モーリス…ジャバズ・リチャードソン

DJ…ジャスティン・セロー

※カメオ出演

デヴィッド・ボウイ

ウィノナ・ライダー

ヴィクトリア・ベッカム

ドナルド・トランプ

レニー・クラヴィッツ

スティーヴン・ドーフ

キューバ・グッティング・ジュニア

ナタリー・ポートマン

パリス・ヒルトン

クリスチャン・スレーター

ドナテラ・ヴェルサーチ

トミー・ヒルフィガー

エマ・バントン

ルーカス・ハース

ジェームズ・マースデン

ほか。

映画『ズーランダー』ネタバレ・あらすじ

マレーシアの首相に新たに就任したハッサン首相(ウッドローWアサイ)は、最低賃金の引き上げと児童就労の禁止を行う法案を発表します。

これに大きな反応を示したのがファッション業界で働く人々でした。これまで繊維工場で子供を安く使って服を作ってきた彼らにとってこの法案はとても受け入れがたいものでした。

彼らの会社が倒産する可能性するまであり、ファッション業界の重鎮たちはこの事態を重く受け止めます。

この法案の発表を受けて一人の有名ファッションデザイナーが声を上げました。

彼の名はジャコビムガトゥ(ウィルヘレル)。一流のファッションデザイナーです。

ムガトゥは法案を阻止すべく首相を暗殺することを計画し、他のファッション業界の重鎮たちも賛同し協力体制を取ります。

首相は2週間後にニューヨークを訪れることになっていました。

ムガトゥはこの時がチャンスと思い、自身のファッションショーに首相を招待してそこで暗殺を実行しようと目論みます。

暗殺計画を進めるムガトゥたちでしたが、1つ大きな問題がありました。暗殺者を誰にするかが白紙のままだったのです。

その頃、スーパーモデルのデレクズーランダー(ベンスティラー)は4年連続のベストモデル賞受賞を狙っていたものの、新たに台頭してきた若手モデルのハンセル(オーウェンウィルソン)にその賞を奪われ激しく落胆してしました。

ズーランダーは『ブルースティール』という決め顔を武器に男性ファッションモデル界のトップに君臨してきた男です。

ちなみに決め顔の『ブルースティール』は口をすぼめた表情をしているだけです。

ズーランダーは3年連続でベストモデル賞を受賞していて4年連続受賞の期待の中、ハンセルに賞を奪われてしまったのでした。

ズーランダーは頭が悪く授賞式でハンセルの名前が呼ばれているにも関わらずステージへと上がりトロフィーを受け取ってしまいます。

ズーランダーは本当に自分だと思って悪気なく間違えてしまって起こした行動だったのですが、後日その模様はベストモデル賞を横取りしようとしたと報道されてしまいます。

落選した上に失態を晒してしまったズーランダーは落ち込んでしまいます。

そんなズーランダーを励まそうとモデル仲間のブリント、トッド(ネイサンリーグレアム)、ミーカス(アレクサンダースカルスガルド)がドライブに誘います。

オレンジモカフラペチーノを片手にドライブです。ズーランダーはドライブに出掛け少しずつ元気を取り戻します。ガソリンスタンドに立ち寄りズーランダーは車にガソリンを入れます。

その間やたらとテンションが上がっているほかの3人はあろうことかガソリン互いに掛け合いはしゃいでいます。

さらにブリントが信じられないことに喫煙を始め、3人と車は瞬く間に炎上して爆発してしまいます。

ズーランダーは大切なモデル仲間を一瞬にして失ってしまいました。

失意のどん底に落ちたズーランダーはモデル業から足を洗おうと決意します。

所属しているモデル事務所に赴き、ズーランダーは社長のモーリーボールスタイン(ジェリースティラー)にモデルを引退する事を告げます。

トップモデルのズーランダーです。モーリーは引退を引き止めようと説得しますが、ズーランダーの意思は固くモデル界から足を洗い、去って行きました。

モデルを引退したズーランダーが向かったのは炭鉱現場でした。

そこではズーランダーの家族がいました。父親のスクラッピーズーランダー(ジュダフリードランダー)と弟のルークズーランダー(ヴィンスヴォーン)と久しぶりに再会しますが、2人はズーランダーに非常に冷たく接します。

モデル業などにうつつを抜かしていた男が炭鉱で役に立つはずがないと思っていました。

実際炭鉱で働き出したズーランダーはまったく役に立たず、それどころか仕事にも真面目に取り組みません。

1日で限界を感じているズーランダーを見て、父親のスクラッピーはお前は死んだものと思うようにすると告げます。

居場所を求めて帰ってきたズーランダーでしたが、その言葉を突きつけられ居場所を失い落ち込みます。

しかしズーランダーの小さな携帯電話に連絡が入ります。相手はモーリー社長でした。

モーリー社長はムガトゥの仕事を受けるようにズーランダーに話します。ズーランダーは1度事務所を辞める際にこのムガトゥの仕事を打診されていましたが断っていたのでした。

その仕事をもう1度打診されたのです。

モデルの仕事以外に自分の居場所のなさを痛感していたズーランダーはこのムガトゥの仕事を引き受ける事にします。

都会に戻りムガトゥと対面したズーランダーは、ムガトゥから仕事を受けてくれたらズーランダーの夢を叶えると提案します。

ズーランダーは社会貢献をしたいと考えていて、ムガトゥは仕事を受けてくれたら学習センターを建てる事を提案し、すでにそのセンターのミニチュアの模型まで作っていました。

しかしそのミニチュアを見たズーランダーは突然激怒し模型を叩き割ります。

頭の悪いズーランダーはミニチュアを原寸大だと思い、バカにするなと怒ったのでした。

ズーランダーはムガトゥにせめて8倍にしてくれと言いますが、8倍にしたところで人が入る事は不可能な大きさです。ズーランダーは本当にバカなのです。

そんなことがありながらもズーランダーはムガトゥの仕事を受けます。

ムガトゥはズーランダーに着て欲しいファッションを伝えました。

ズーランダーはホームレス風のファッションを着こなす事になります。

ムガトゥのショーに向けてのズーランダーの特訓が開始されました。カティンカ(ミラジョヴォヴィッチ)という女性がトレーナーとしてズーランダーにつきっきりになります。

ズーランダーが行なっている特訓は実は全然ショーのための特訓ではなく、首相暗殺の特訓でした。

カンフー使いになる洗脳などをかけられているズーランダーでしたが、本人は何も疑うことなく特訓していました。

そんな中、1人の女性記者がズーランダーが陰謀に巻き込まれている事に気付き始めます。

TIME誌の女性記者であるマチルダジェフリーズ(クリスティンテイラー)はズーランダーの取材をし記事にしますが、内容をネガティブなものに書き換えられてしまっていました。

おかしな力が働いていると感じたマチルダは独自に調査を開始。すると売れっ子モデルの多くが29歳で死んでいる事に気づきます。さらにそのモデルたちのそばにはカティンカという女性が必ず写真に写っていました。

マチルダはズーランダーの身に危険が迫っている事を察知し、ズーランダーの元へ行き危険を伝えようとしますが、ズーランダーはマチルダにネガティブな記事を書かれたと思っているのでマチルダを好意的には見ていませんでした。

マチルダの話を聞かずにズーランダーはクラブへと繰り出します。しかしそのクラブにはズーランダーのライバルとなったハンセルも来ていました。

敵対心を燃やす2人はクラブで対決を始めてしまいます。

2人は急遽ウォーキングで競い合うことになり、審判はデヴィッドボウイが務めます。

ウォーキング対決は互角のように見えましたが、ハンセルが凄まじい技を見せつけます。なんとズボンを履いたままパンツを脱いで見せたのです。

ズーランダーもこの大技に挑戦しましたが、あえなく失敗してしまいます。勝負はハンセルが制することになりました。対決に負けたズーランダーはクラブを出る事になります。

ズーランダーはマチルダに連れられて車に乗ります。

マチルダの電話に墓地に行けという連絡が入り、2人は言われた墓地へと到着します。墓地には29歳で死んだ男性モデルのお墓が並んでいました。

マチルダに対し墓地に行くようにと電話をしたのはJPプルウィット(デイヴィッドドゥカブニー)という男でした。プルウィットは手タレ(手のモデル)としてかつて大活躍をしていたモデルです。

プルウィットはこの200年の間に男性モデルが重要人物の暗殺に関わってきたことを告げます。

プルウィットの話ではカーター、ケネディ、リンカーンの暗殺の実行犯は男性モデルだという事でした。プルウィットは手タレという特殊な部門だったので利用されずに済んだとの事でした。

モデルがいかに暗殺者に向いているかをマチルダに話すプルウィット。

モデルは有名で顔が売れているため警備の厳重な場所に潜入しやすいこと、身体もそれなりに鍛えていること、カメラマンの要求に応えることに慣れているために命令に従いやすいこと、単純で扱いやすいことなど、モデルが暗殺者に利用されやすい点を挙げました。

マチルダとプルウィットはズーランダーに対して心当たりがないかを尋ねます。暗殺者の訓練を受けているのではと指摘しましたが、そこはカティンカが現れ銃で攻撃してきました。

危機を感じたプルウィットはマチルダにモーリー社長のパソコンを調べるように伝えます。

マチルダとズーランダーは車に乗りカティンカから逃げます。ズーランダーをなんとか安全な場所に連れて行かなくてはと考えるマチルダは最適な場所を思いつきます。

ズーランダーのライバルであるハンセルの家です。まさかズーランダーが犬猿の仲のハンセルの家にいるとは予想しないだろうと考えたのでした。

早速マチルダとズーランダーはハンセルの家に行き、ハンセルに事の顛末を話しました。いがみ合っていたズーランダーとハンセルでしたが、話し合いお互いの誤解を解きます。

ズーランダーはハンセルが凄まじい勢いで人気モデルになった事でハンセルに脅威を感じていました。そしてズーランダーのその態度はハンセルに冷たく映りました。

ハンセルは冷たくされていると感じズーランダーを避けていたのでした。元々ハンセルは人気モデルのズーランダーに憧れていたと話します。

誤解が解けズーランダーとハンセルの溝はなくなります。そしてハンセルはズーランダーの力になる事を約束します。

ハンセルの家は様々な人間がいて盛り上がっていました。ハンセルとズーランダーとマチルダはお茶をしながら語らいます。

マチルダはモデルを嫌っていましたがその理由は自分が元々太っていて細身こそ正義みたいな風潮が嫌いだったと話します。

スタイルの良いモデルの人間たちを見ていると気持ちが落ち込んできてしまうとハンセルとズーランダーに言いました。

ハンセルの家のお茶にはちょっとした違法なものが入っていて3人は気付けばハイテンションでいい心持になっていました。

ムガトゥのファッションショーの日がやってきます。首相はこのファッションショーに招待されていて、ムガトゥの作戦ではズーランダーによって首相は暗殺される予定です。

カティンカからの連絡を受けたズーランダーは会場入りする時間を伝えました。

普通にカティンカと会話をしたズーランダーでしたが本来は居場所を知られないために携帯電話の電源を切っておくようにマチルダから言われていたのですが、バカなためにすっかり忘れて携帯電話の電源を入れたままにしていたのでした。

焦ったマチルダはプルウィットの指示通りにモーリー社長のパソコンからファイルを見つけ出すようにズーランダーとハンセルに告げます。

2人は変装を施しモーリー社長の部屋に侵入し、パソコンを発見します。ところが2人もパソコンの使い方がまったくわからず、電源すら入れることができません。

挙句の果てにはパソコンに話しかける始末です。結局パソコンを起動することができないままショーの入り時間になってしまい、ズーランダーはハンセルに会場に向かう事を告げます。

仕事に遅れたことがないのがズーランダーの誇りなのでいかなる事情があるにせよ遅れるわけにはいかないのでした。

ズーランダーは携帯電話(めっちゃ小さい)をハンセルに渡すと急いで会場へと向かいました。残されたハンセルはしかたなくパソコンごと盗むことにします。

ハンセルもバカなのでマチルダの言っている『ファイル』を物体としてのファイルと考えていて、パソコンの中にその物体としてのファイルが入っていると思い込んでいました。

ムガトゥのファッションショーが始まります。首相は楽しそうにショーを見ています。ズーランダーは洗脳をかけられていて、『リラックス』という曲が流れると途端に暗殺者に変身してしまう状態です。

マチルダはそのからくりに気付くもののカティンカに銃で脅されてしまい身動きが取れずズーランダーにそれを伝えることができません。

何も知らないままズーランダーの出番になってしまい会場に『リラックス』が流れ出します。その途端ズーランダーは暗殺者へと変貌を遂げてしまいます。カンフーの使い手です。

しかしハンセルがDJブースに行き、なんとか曲を切り替えようとDJ(ジャスティンセロー)と揉みあいになります。

ハンセルはなんとか『リラックス』を止めようとしますが、揉みあいの中で他の曲になったり『リラックス』になったりという状態を繰り返してしまいます。

ズーランダーは曲が切り替わるたびに暗殺者になったりズーランダーになったりと大忙しです。

首相の背後に回り込んだズーランダーが首相の首を折ろうとしている瞬間にハンセルが音響のコンセントを抜いて曲を止めます。

間一髪で暗殺をせずに済んだズーランダーでしたが、行おうとしていた行為を見た観客はどよめきます。ハンセルはズーランダーがムガトゥによって洗脳されていることを告げます。

ハンセルは証拠ならあると言いながら盗んできたモーリー社長のパソコンを投げ落とします。もちろんパソコンは壊れてしまいました。

ハンセルとしてはファイルが物体だと思っているので投げてパソコンが割れれば中からファイルが出てくると思っていたのです。

証拠を自ら潰してしまいマチルダは頭を抱えます。しかしここでモーリー社長が立ち上がります。モーリー社長は暗殺の手伝いをすることにうんざりしていて、証拠の在り処をバラします。

ムガトゥは憤慨し首相に向かって手裏剣を投げて殺害しようとします。

寸前のところでズーランダーがこれまで秘めていた必殺の決め顔『マグナム』を繰り出します。

果たしてズーランダーは首相を守ることができるのか…?

 

 

映画『ズーランダー』感想・評価

本当におバカ映画です(笑)でも最高のコメディ映画です。

ここまで振り切ってくれるともう何もかもが面白くなってしまうというぐらい振り切っています(笑)

キャストも豪華で芸達者な俳優ばかりで本当に楽しませてくれます。

ベンスティラーももちろん最高なのですが、個人的にはオーウェンウィルソンが最高です。

『ズーランダー』は映画好きの人との会話では必ず出てくるといっても過言ではない映画なんです。

必殺の決め顔の名前が『ブルスティール』に『マグナム』しかも大した顔をしないあたりがまた最高です。

でもそこがまた絶妙なところを突いていて面白いのです(笑)

こういうコメディ映画を観ると『アメリカ人っていいなぁ』ってしみじみ思ってしまいます。

『ズーランダー』を公開当時にアメリカの映画館で観てみたかったなと未だに思います。

騙されたと思って1度は観て頂きたい映画です。

癖になる人は癖になるはずです(笑)

おすすめ映画です。ぜひ。

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