映画『きばいやんせ!私』ネタバレあらすじ感想

映画『きばいやんせ!私』作品情報

今回のおすすめ映画紹介は『きばいやんせ!私』です。

映画『きばいやんせ！私』は夏帆さんが主演したコメディドラマ映画。

笑いあり感動ありの爽快な作品になっています。

映画『きばいやんせ！私』はロケ地も話題になった映画で、鹿児島県南大隅町が町おこしの一環として製作費を1億円負担しています。

夏帆さん演じる主人公が再起を果たしていく姿に胸が熱くなる、キャスト陣の演技も楽しめる作品です。

それでは『きばいやんせ！私』の映画紹介です。

映画『きばいやんせ！私』は2019年に公開された日本映画。

上映時間は116分。

監督は武正晴監督。

『イン・ザ・ヒーロー』『百円の恋』『嘘八百』などを監督しています。

【キャスト】

児島貴子…夏帆

橋脇太郎…仲野太賀

下園洋平…岡山天音

チャリ…宇野祥平

橋脇勝…徳井優

町長…榎木孝明

牛牧猛盛…伊吹吾郎

映画プロデューサー…鶴見慎吾

ほか。

映画『きばいやんせ！私』ネタバレ・あらすじ

テレビ局アナウンサーの児島貴子(夏帆)は、アナウンサーとして順調に活躍していましたが不倫疑惑を週刊誌に報道され、一気に仕事を失ってしまいます。

テレビ局には残り続けていましたが、不倫騒動で騒がれているアナウンサーを起用するわけにもいかず、鹿児島の局に異動を命じられます。

貴子は鹿児島県南大隅町出身で、小学生の時に1年間だけ住んでいた故郷に異動のために帰ることになりました。

鹿児島に戻った貴子でしたが、東京で活躍していたプライドがあり、とてもやる気のある状態ではありませんでした。

そんな中で昔の同級生だった現在は畜産業で働く橋脇太郎(仲野太賀)や、ホテルマンとして働いている下園洋平(岡山天音)と再会し、さらに町の人々と触れ合うことで少しずつ心に変化が現れてきます。

特に太郎とは衝突することも多く、太郎は貴子が本気で仕事と向き合っていないことを指摘し、図星を突かれた貴子はムキになって反論し、2人は仲違いをしてしまいます。

貴子は有名大学出身ではないのにアナウンサーになった実績があり、「自分が頑張っていないはずがない」という自負を持っていました。

しかし太郎をはじめ町の人々と触れ合っていくうちに、貴子の仕事に対する姿勢が変わっていきます。

貴子は自分が小学生の時に住んでいた町の伝統的な祭り「御崎祭り」を密着取材する番組を作ることを決めます。

町の会議にも積極的に参加し、祭りを盛り上げるために空気を読まずに発言をしていきました。

本気になった貴子に太郎も協力し、祭りを取り仕切る堅物の牛牧猛盛(伊吹吾郎)を説得します。

夏帆のことを快く思っていなかった牛牧でしたが、次第に貴子に心を開いていきました。

町民みんなが一丸となって準備に奔走し、いよいよ祭りの当日になります。

貴子もすっかり町の一員として認められていました。

山道など厳しい道のりを長時間神輿を担ぎ続ける祭りはかなりハードな内容で、参加している太郎や洋平も何度も心が折れそうになりながらも懸命に神輿を担ぎ続けました。

貴子もこれまでと打って変わって、一生懸命に自分でカメラを持ち神輿を追い続けています。

ぬかるみのある山道で神輿が崩れそうになった時、貴子は思わず持っていたカメラを投げ捨て駆け寄って神輿を担ぐの手伝いました。

祭りは無事に終了し、町は大きな達成感と充実感が入り混じり、盛大に盛り上がっています。

貴子の中で仕事に対する思いが完全に変わっていました。

以降も貴子はローカル番組でレポートなどを担当しますが、これまで汚れ仕事などは絶対にやってこなかった貴子が、自ら泥だらけになりながら懸命にレポートするようになっていました。

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映画『きばいやんせ！私』感想・評価

映画『きばいやんせ！私』は知らない人も多い映画ではないかと思います。

正直僕自身もAmazonプライムビデオでたまたま見つけるまで存在を知らなかったので…。

作品自体は動員10万人を目指していたようですが、観客動員は結果的に1万1256人だったようです。

個人的には夏帆さんはとても好きな女優さんですし、仲野太賀さんや岡山天音さんなど若手演技派俳優も出演しているので、キャストは決して弱い作品ではないと思うのですが…興行成績はかなり振るわなかったようですね。

作品自体は決してつまらない映画ではないと思います。

個人的には結構楽しませてもらいました。

ただもう少しコンパクトにすることができたら、もっと観やすい映画になっていたのかもしれません。

上映時間が116分あるのですが、内容的にはもう少し短くても良かったと思います。正直ちょっと長く感じてしまう部分はあったので…。

決して派手なキャスティングではありませんが、主演の夏帆さんがとっても素敵な演技をしてくれていて、振り幅のある芝居に引き込まれます。

仲野太賀さんは僕は超演技が上手いと思ってるのですが、今回の『きばいやんせ！私』でもさすがの演技力を披露してくれています。

仲野太賀さんはコミカルな演技も上手いし感情的になる演技も素敵で、本当にレベルの高い役者だと思います。

そして岡山天音さんも相変わらず良い味を出していて、様々なシーンで笑わせてくれます。

ちょっと失礼かもしれませんが、岡山天音さんが一生懸命になってるだけでなんだか笑えてしまうんですよね。

ストーリー的にはもうちょっと盛り上がりやメリハリがあると良かったかなと正直思いますが、キャストの面々が大いに楽しませてくれるので、とても満足できる作品でした。

充分楽しめる映画だと思いますので、気になる方は是非一度鑑賞してみてくださいね。

映画『きばいやんせ！私』

「クソ女」のまんまじゃ終われない。

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