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映画『主人公は僕だった』作品情報
今回のおすすめ映画は『主人公は僕だった』です。
映画『主人公は僕だった』はウィルフェレル主演、ダスティンホフマン、マギーギレンホール、エマトンプソンなど豪華キャストが出演するハートフルコメディ映画です。
マギー・ジレンホールはジェイク・ジレンホールのお姉ちゃんです。
設定が非常に秀逸で人生とは面白くも切なく、そして素晴らしいものだと教えてくれる映画になっています。
それでは『主人公は僕だった』の映画紹介です。
映画『主人公は僕だった』は2007年に日本公開されたアメリカ映画です。
上映時間は112分。
監督はマーク・フォスター監督。
『ネバーランド』『チョコレート』などを監督しています。
キャストは
ハロルド・クリック…ウィル・ヘレル
アナ・パスカル…マギー・ギレンホール
ジュールズ・ヒルバート教授…ダスティン・ホフマン
ペニー・エッシャー…クイーン・ラティファ
カレン・アイフル…エマ・トンプソン
デイヴ…トニー・ヘイル
ケイリー医師…トム・ハルス
ミッタグレフラー医師…リンダ・ハント
ほか。
映画『主人公は僕だった』ネタバレ・あらすじ
ハロルドクリック(ウィルフェレル)は国税庁に勤める会計捜査員です。
生真面目な仕事人間で数字が頭を埋め尽くしている事も多く、無口な人間です。
1日のルーティンもすべて規則正しく決まっていて、起床してから就寝するまで毎日時間通りに行います。
ハロルドにはかつて婚約者がいましたが、破談となり現在も独身で1人で暮らしています。
仕事の後は真っ直ぐに帰宅して自ら腕をふるって料理をし、決まった時間にベッドに入ります。
ある日ハロルドは歯磨きをしている時に自分の事を語っていると思わしき女性の声を耳にします。
驚いて歯ブラシを見るハロルドでしたが、喋っているのは歯ブラシではないようでした。
仕事に向かうバスのバス停で、声が聞こえないかとバスを待つ人に訊ねるハロルドでしたが、どうやら聴こえているのはハロルドだけのようでした。
ハロルドはいつも通りに仕事に取りかかれないどころか、仕事が手につかない状態になっています。
ハロルドは税金を滞納しているアナパスカル(マギーギレンホール)の元に訪れます。
アナは税金が払えないわけではなく、国税庁のやり方に納得がいかないため税金を未納にしていました。
ハロルドはアナに見とれてしまい、ジッと見続けてしまいその事をアナに悟られて注意されます。ハロルドは素直に謝りました。
作家のカレンアイフル(エマトンプソン)は書けないスランプに苦しんでいました。
カレンのの事務所にアシスタントのペニーエッシャー(クイーンラティファ)がやってきます。ペニーはもこの道12年のベテランです。
カレンが書けずにいたのは物語の結末でした。
カレンの小説は主人公が命を落とすのが通説となっているのですが、カレンはどうしてもアイディアが浮かばず主人公を殺せずにいました。
カレンの書いている小説の主人公は他でもないハロルドなのです。
つまりカレンはハロルドの死に方を決めきれずにいて、ハロルドだけに聴こえてくる女性の声は作者であるカレンの声だったのです。
ハロルドはそんなことはつゆ知らず、病院に行き診てもらい、帰宅中に時計の時間がズレていることに気付き、正確な時間を居合わせた人に訊いて合わせました。
そんなハロルドの耳に再び女性の声が聞こえてきます。
ハロルドは混乱してバス停にいるにも関わらず大声を出してしまいます。
他の人たちには女性の声が聞こえていないので、周囲の人たちはハロルドを訝しみ距離を取りました。
次の日、ハロルドが歯磨きをしていると再び女性の声が聞こえます。
ハロルドはこの時に自分が死ぬという事を聞き、混乱し取り乱します。
医者に診てもらっても進展がなないので、ハロルドは藁にも縋る思いで文学に精通しているジュールズヒルバート教授(ダスティンホフマン)のもとを訪れました。
ハロルドの相談に最初は取り合わなかったヒルバート教授でしたが、ハロルドの話を聞くうちに耳を貸し始めます。
ハロルドが知るはずのないことを知っていて言い当てたからでした。
ハロルドは死後に戻り税金を払っていないアナの元を訪れました。領収書を調べるためでしたが、アナは領収書を意図的にぐちゃぐちゃにして保管していました。
ハロルドをぐちゃぐちゃの領収書を調べました。
領収書を調べ終えたハロルドにアナが焼いたクッキーをあげました。
しかし真面目なハロルドは受け取るわけにはいかないと拒絶し、クッキーを買い取る提案をしました。
ハロルドは自分のためにクッキーを焼いてくれたアナの好意を踏みにじっている自分に気が付き反省します。
ハロルドはこれまで自分がしてこなかった経験をすすんでするようにします。
いつも一人だった食事を人ととってみたり、ギターを買ったり、映画を観に行ったりと新しい経験をどんどんしていきました。
ある日ハロルドはアナと再会するナレーションを耳にします。
その通りにアナが現れ2人は和解することが出来ました。
そしてアナにプレゼントしようと小麦粉を持っていた時にハロルドはアナに好きだと告白します。
アナはこの告白を聞いてハロルドを自宅にあげます。
アナの部屋にはもらったというギターが置いてあり、アナはハロルドに弾いてほしいとせがみます。
ハロルドは1曲だけ演奏できるようになっていましたが、自信がなかったので覚えてないから弾けないと言いますが、結局ギターを弾き始めます。
ギターを弾いているハロルドにアナが近寄ってきてキスをしました。
ハロルドとアナは交際を始めることになりました。
ハロルドから相談を受けたヒルバート教授はハロルドに語りかけている作家は誰なのかを探し出そうとしていました。
ヒルバート教授の協力を得て、ハロルドはテレビでカレンがインタビューを受けているのを観ました。
カレンの声を聞いたハロルドは自分に語り掛けてくる女性が作家のカレンであることを確信しました。
カレンが書く作品の主人公は必ず死ぬという事をヒルバート教授はハロルドに話します。
ハロルドはカレンの出版している本から出版社の住所を割り出し、急いで出版社へと向かいました。
出版社に到着し受付に行ったハロルドでしたが、突然の訪問者を通してくれるはずもなく手掛かりを得ることができないまま引き返します。
ハロルドは自分の仕事を活かして国税庁に戻ってカレンの電話番号を入手します。
しかし国税庁の電話がちょうど故障していて、同僚のデイヴ(トニーヘイル)の携帯電話を借りようとしますが、電波の調子が悪く断念します。
ハロルドは外の公衆電話を使おうと急いで向かいますが、ちょうど老人が使用中でした。そこでハロルドは心当たりのある地下鉄の公衆電話へと急ぎます。
どうにか電話まで辿り着いたハロルドはいよいよカレンに電話をかけます。
電話が鳴ったカレンのほうは自分が書いたとおりに電話がかかってきたことに驚きます。
しかも電話の相手は自分が書いている作品の主人公です。
カレンはおおいに驚きました。
ハロルドはヒルバート教授とカレンの家に行きます。
そこでハロルドはカレンがすでに作品を書き上げたことを知らされました。
取り乱すハロルドを見てアシスタントのペニーが作品を読んでみたらと原稿を渡します。
作品に目を通したヒルバート教授は、その作品が最高の傑作だと絶賛します。
ハロルドの死は避けられないもので非常に意義のあるもの、さらに人はいつか死ぬのだからとハロルドは説かれました。
ハロルドも原稿を読みます。そして確かに傑作だと思い、カレンに作品をこのまま完成させてくれと告げます。
今度はカレンが落ち込んでしまいます。
これまで主人公を必ず死なせてきたことについても考えてしまい落胆します。
しかも今回はフィクションではなく目の前にいるハロルドを殺そうとしているのです。
そしてその日がやってきます。
ハロルドはいつもの時間にバス停へと向かいます。
実はハロルドの時計は3分進んでいました。
時間のズレに気付いて直した時に時計が3分進んでいたのです。
このズレがハロルドの運命を変えることになります。
自転車に乗った男の子がハロルドの前で転びハロルドは男の子を救おうと飛び出し、男の子を救い自分はバスに轢かれてしまいます。
ハロルドは重体となり危険な状態になりますが、一命を取り留めました。
腕時計の破片が動脈を守り大量出血を防ぎ助かったのでした。
破片を取り除くことが逆に危険なため、腕時計の破片はそのままハロルドの体内に残されることになりました。
カレンは書き直した原稿をヒルバート教授に見せました。
ヒルバート教授は変更前の方が傑作だったと正直に意見を述べました。
しかしアナは変更した結末に満足していました。
自分の死をわかっていながら少年を助ける物語にすることができなかったのです。
ハロルドの病室にアナが現れ…
結末は本編をごらんください。
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映画『主人公は僕だった』感想・評価
映画『主人公は僕だった』を初めて観た時、なんて斬新なストーリーなんだと思いました。
自分が予期せぬところで小説の主人公になっていて、さらに自分の死まで知ることになるという脚本がまずかなり秀逸だと思います。
ウィルフェレルはこれまで僕は超コメディ映画といった作品ばかり観ていたので、この『主人公は僕だった』のウィルフェレルは非常に新鮮であり、なおかつ素晴らしかったです。
もちろん思わず笑ってしまうところもあるのですが(笑)
全体的に心温まる作品でとってもいい映画です。
最後もハッピーエンドですし。
なんの楽しみもなく生きていた男が変わっていく様子も見ていて微笑んでしますし、元気をくれます。
ダスティンホフマンもダスティンホフマンらしい演技を魅せてくれていい味を出してくれています。
おすすめ映画です。ぜひ。
映画『主人公は僕だった』
男は悩んでいた。自分だけに聴こえる作家の声に。
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